(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/町田市)

任期満了に伴う東京都町田市長選挙は、18日告示され、25日に投開票が行われます。当記事では25日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、元市議である河辺康太郎氏(38)と現職の石阪丈一氏(70)、さらに元小学校教諭の木原信義氏(68)の3候補。

実に3期12年を務めあげた現職候補の4選を阻むべく、新人2候補が挑みかかる様相となった3つ巴の激しい選挙戦も、中盤戦に差し掛かりました。

また同日、定数36に対し44名が立候補を届け出た、市議会議員選挙の投開票も行われます。

なお、25日の投票時間は、市長選・市議選共に午前7時から午後8時まで、17日時点での町田市選挙人名簿登録者数は、35万6,876人(男17万3,518人、女18万3,358人)となっています。

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最新の開票結果

   河辺康太郎 26,956
当選 石阪丈一  81,677
   木原信義  36,187
投票率24.68%

大規模な都市開発を進める現市政の継続かその刷新かが争点に

3期を務めた市議選ではなく、市長選へのスライド出馬を決めた川辺氏は、市内の選挙事務所で出陣式を開催。

応援に駆け付けた、地元選出の伊藤俊輔衆議(希望の党)や、連合幹部らを前に、

「届け出順は一番。選挙戦も一番を勝ち取りたい。」

と力を込めて第一声を発しました。

また同氏は、市立陸上競技場の増設計画を例に挙げ、

「巨額の(税金)投資が、町田の未来につながるのか、(市議として)疑問だけが残った。」

と述べる一方で、

「身近な行政サービスが削られている矛盾がある。」

と現市政を痛烈に批判するなど、「税金の正しい使い方」こそが今選挙の争点である、という考えを示しました。

【河辺康太郎(かわべこうたろう)氏プロフィール】

生年月日:1979年3月25日
出身地:東京都町田市
出身校:中央大学経済学部
党派:無所属
主な経歴:2006年、同市議選に民主党公認で出馬すると見事当選、3期の在任中には会派代表や民進党総支部幹事長などを歴任した。今回の市長選出馬に際し市議を辞職するとともに民進党を離党。

一方、現職市長である石阪氏は、これまでの市政の中で川辺氏が是非を問う陸上競技場の増設に加え、

・町田駅前交通広場の拡張
・文化芸術ホールの整備

など、税金の投入による市経済の発展を目指す意向を、3期目在任中から示しています。

そして、今回の選挙では多摩都市モノレールおよび、小田急多摩線の早期延伸の実現を最大の公約に掲げ、同時に「4期目」を目指した最大の理由ともしています。

また同氏は、JR町田駅前の繁華街に集まった聴衆や支持者に向けた第一声の中で、

「子育て世代が、全国で最も多く転入しているのが町田市。」

と力強く述べ、自身が取ってきた人口増加政策の成果や、特養ホームの建設費の半額助成制度の実現など、3期12年で築き上げた実績をアピールしつつ、4期目へのさらなる後押しを訴えました。

【石阪丈一(いしざかじょういち)氏プロフィール】

生年月日:1947年6月29日
出身地:東京都町田市
出身校:横浜国立大学経済学部
党派:無所属
主な経歴:横浜市職員に採用後、総合研究開発機構(NIRA)、横浜国際平和会議場などに出向を経験。2006年の市長選で初当選すると、その後行われた2010年・2014年の市長選では、いずれも圧勝で市長の椅子を守っている。

前回に引き続き、2回目の市長選出馬となる木原氏は、現市政が延伸計画を進めている、小田急多摩線線、町田駅西口で第一声。

その中で同氏は、

「開発優先でトップダウンの市政は、市民の暮らしを壊す。何としても変えなければならない」

と市政刷新の必要性を唱えました。

併せて、市民の憩い場となっている野津田公園内にある陸上競技場の改修や、公共施設の再編について、

「公園の緑が壊されようとしている。市立博物館や文学館、図書館を潰さないでほしいという声が(市民から)湧き上がっている。」

と述べるなど、現市政の開発重視路線を強く批判しました。

また、同氏は公約として、

・中学校の全員給食を実現
・年金の範囲で入居できる特養ホームの建設
・認可保育園増設で待機児童ゼロ
・厚木基地の米軍機爆音被害の軽減

を掲げるなど、福祉重視で市政のかじ取りをする姿勢を明確にし有権者にアピールし、子育て世代や年配層からの票集めに奔走しています。

【木原信義(きはらのぶよし)氏プロフィール】

生年月日:1949年3月11日
出身地:福岡県
出身校:横浜国立大学
党派:無所属
主な経歴:大学卒業後、町田市内の小学校で教諭として40年勤務。退職後は都教組町田支部副委員長、町田の教育をすすめる市民の会事務局長、町田退職教職員の会事務局長などを歴任した。前回市長選では現市長である石阪氏に、5万票以上の大差を付けられ完敗している。

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現職の石阪氏優勢だが投票率によってはその年齢がネックになる可能性もアリ

現在まで3期12年という長期政権を維持し、与党である自民・公民からのぶ厚い支援を受ける石阪氏が、他の2候補よりも優勢に選挙戦を進める公算が高いと見られています。

しかしながら、「70歳」という年齢から市長の激務を遂行するにあたり、不安の声が上がっているのも事実で、今回が雪辱戦となる68歳の木原氏にも同様のことが言えます。

町田市は、当の石阪氏が「実績」として選挙戦で盛んにアピールしているように、20代・30代・40代といった、若い子育て世代の流入が多い市である上、冒頭で触れた通り市の選挙人名簿登録者数が、35万人を超えています。

こういった、大規模票田を持つ自治体における首長選挙の場合、投票率が高くなると必然的に支持政党を持たない、「浮動票」が増えてきます。

そして、長期政権を良しとしない浮動票が新人候補に流れることによる、番狂わせが発生することも多くなり、そのケースでは「年齢の若さ」が、大きなアピール材料になってくることもあります。

ですので、3候補中唯一38歳という「若さ」を主張できる川辺氏が、自らと同じ子育て世代からの支持を集め、併せて市政施行以降最低となった前回市長選の41,3%の低投票率が、グンと上がるようなことがあれば、番狂わせの可能性も出てくると考えています。

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