リーチマイケルの姓名が逆なのはなぜ?理由を解説!

ラグビーワールドカップ2019日本大会が大変な盛り上がりをみせる中、一点気になっていることがあります。

キャプテンとして日本代表をけん引するリーチマイケル選手は、なぜマイケルリーチと呼ばれないのでしょうか?

英語圏の姓名は慣習として「名→姓」の順が普通だと思うのですが、逆になっている背景には何か理由があるのか知りたくなったので、リサーチを進めました。

リーチマイケルの略歴をチェック!

まずは改めて、リーチマイケル選手の略歴を押さえるとしましょう。

リーチマイケル選手はニュージーランド南島クライストチャーチの出身で、NZ人の父とフィジー人の母のもとに生まれました。

15歳で札幌山の手高校へ留学し、NZ・フィジー・日本とどの国の代表を目指すか悩んだ時期もあったそうですが、大学2年時にU20日本代表のキャプテンとなったことが転機になったといいます。

大学卒業後の2011年には母国開催のRWC日本代表に選出され、その後2013年には日本国籍を取得するに至りました。

そしてこのタイミングにおいて、選手登録名を「マイケル・リーチ」から「リーチ マイケル」へと変更しています。

ラグビーは「多様性」のスポーツ

そういったわけで、既に多くの方が知るところでしょうが、リーチマイケル選手は日本人なのです。

ただ日本国籍を取得しないと日本代表選手になれないかといえば、そういったわけでもありません。

ラグビーは国籍の多様性に柔軟なことでしられ、外国籍選手も一定の条件を満たせば、国の代表になれるルールが採用されています。

それゆえサッカーや五輪の日本代表が日本国籍を持つことを代表の条件とする「日本人の代表」であるのに対し、ラグビーは「日本で暮らし、日本でプレーする選手の代表」と捉えることができるでしょう。

実際に日本代表選手の顔ぶれをみてもカタカナの名前が多いですし、外国出身選手は他の代表チームにも多く存在します。

そして日本協会は、日本国籍を取得した選手をリーチマイケルのように「姓→名」の順で、外国籍選手はピーター・ラブスカフニのように「名→姓」の順で間に「・」を入れて表記するよう規定を設けているんですね!

よってリーチマイケル選手の登録名が「名→姓」の順になっているのは、彼が日本国籍を取得済みであることと、協会が定める表記ルールにのっとっているためと理解することができるでしょう。

なおこういった説明を加えると「ラグビーの場合、どの国の代表になるかは案外気軽に決めることができるんだな!」との誤解を与えてしまいそうですが、決してそうではありません。

外国出身選手は日本代表になると、母国の代表にはなれないためです。

よって日本代表として試合に臨んでいる選手たちは、相応の覚悟を持って今のポジションに就いているわけですね!

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