(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/久慈市)

任期満了に伴う岩手県久慈市長選挙は、3月11日告示され、18日に投開票が行われます。当記事では18日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、元県議の嵯峨壱朗氏(59)と、現職である遠藤譲一氏(64)のいずれも無所属2候補で、現新一騎打ちによる選挙戦がスタートしました。

なお、18日の投票時間は午前7時から午後7時まで、3月1日時点での久慈市選挙人名簿登録者数は、3万187人(男1万4,402人、女1万5,785人)となっています。

スポンサーリンク?

最新の開票結果

   嵯峨壱朗  8,862
当選 遠藤譲一 11,320
投票率67.66%

大人気を博した「あまちゃん」の舞台として有名になったが…

今回、市長選挙が繰り広げられている岩手県久慈市は、国内最北端の海で漁をする「海女の町」として、国民的人気連続ドラマである、「あまちゃん」の舞台になったことで有名です。

また、世界有数の琥珀採掘地であり、文化・スポーツ面でも著名人を輩出するなど、非常に優れた施設を有しているものの、近年少子高齢化による過疎化が進んでいる地域が多く、人口減少への歯止めが今選挙の大きな争点となっています。

そんな情勢の中、市政の刷新を目指す新人候補の嵯峨氏は、

「人口減少しながらも、どうやって活力のある街を築いていくかが、今後求められる市政運営だ。」

と同市のランドマークである、あまちゃんハウスの前で第一声。

同氏はその中で、自身が県議時代に築いてきた国・県とのネットワークを生かした、自治体を超える連携強化によって市政を運営をしていくという、自身の考えを主張しました。

【嵯峨壱朗(さがいちろう)氏プロフィール】

生年月日:1958年10月1日
出身地:岩手県久慈市
出身校:学習院大学文学部
党派:無所属
主な経歴:1991年久慈市議選で初当選(2期)、2003年には岩手県議選に鞍替え出馬して見事当選、連続4選を果たした。県議時代には自民党県連の政調会長、幹事長を歴任している。

一方、現職として再選による市政継続を目指す遠藤氏は、

・東日本大震災からの復興事業推進
・琥珀採掘・造船・水晶機器製造業などといった基幹事業の活性化
・子育て支援による人口減少への対処

などを主な公約として掲げています。

また、公示日に行われた出陣式では多数駆け付けた支持者と、道を行き交う市民に向けて、

「この4年間、市民に寄り添う、市民に優しい市政を実現しようと全力で取り組んできた。」

と述べ、自身の市政における数々の経済施策の効果で、GDP(市内総生産)が拡大し、併せて経済成長率も平均+6%と順調に推移していると、1期4年間の在任中での実績を強くアピールしました。

【遠藤譲一(えんどうじょうじ)氏プロフィール】

生年月日:1956年11月16日
出身地:岩手県久慈市
出身校:中央大学法学部
党派:無所属
主な経歴:1977年の大学卒業後、岩手県庁に入庁。総務部企画振興課長、県土木開発公社総務部長、県南広域振興局北上総合支局長などを歴任。2010年3月県庁を退職し臨んだ久慈市長選挙において、当時の現職であった山内元市長に57票という歴史的僅差で惜敗するも、再出馬した2014年の選挙では接戦の末山内氏を破り、見事初当選を果たした。

スポンサーリンク?

互いの公約・政策の線引きが難しく「接戦」も予想される情勢に

現職である遠藤氏が、その実績として主張するように、この久慈市は非常に財政状態の良い自治体の1つであり、事実地方自治体に財政に関する法律で定められている、

・実質赤字比率
・連結実質赤字比率
・実質公債費比率

といった市財政の健全性を判断する基準において、いずれも「健全段階」であると判断されてます。

結果として、多くの地方自治体首長選挙で争点となる「財政の健全化」が、今選挙で焦点になることはない、とみられています。

そして、市が抱える大きなテーマである、震災からの復興推進・人口減少対策について、2候補が掲げる公約や政策案に違いがみられないことから、有権者にとって非常に候補者の取捨択一が困難な状態で、選挙戦が進んでいます。

こうなってくると、知名度に勝る現職が優勢であると考えるのがセオリーですが、久慈市は過去2回の市長選における投票率が「70%超」と、選挙に強い関心が集まる傾向があります。

そのため、支持者を明確にしていない「浮動票」の行方が、選挙の勝敗に大きく影響を及ぼし、いずれも大接戦が繰り広げられました。

現時点では、遠藤氏が若干優勢な状況で進行している模様ですが、これまで同様投票率が高くなれば、浮動票の取り込みによる嵯峨氏の肉薄も予想されるため、非常に情勢の読み辛い市を2分するような大混戦になる、という見解が大勢を締めています。

スポンサーリンク?