「朝鮮半島」の言語について話題にする際、「韓国語」「朝鮮語」という2つの呼称が用いられている点に気が付きました。

素直に考えれば、大韓民国で使用される言語が韓国語で、朝鮮民主主義人民共和国の言語が朝鮮語なのだろうと推察できますが、南北首脳会談等の様子を見る限り、両国の人々の会話は通訳を介さずとも自然と成り立っているように見受けられますね。

とすれば二つの言語の違いとは、一体何なのでしょうか?



朝鮮半島の言語は一種類のみ!

リサーチの結果、やはりざっくり言えば、韓国語は南・大韓民国の言語を指し、朝鮮語は北・朝鮮民主主義人民共和国の言語を示していることが分かりました。

このような区別は外部の人間が便宜的に行っているわけでもなく、朝鮮半島に住む人々自身も「韓国語→ハングゴ/ハングンマル」「朝鮮語→チョソノ/チョソンマル」というように、それぞれ違う呼称を使い分けているのだそうです。

とはいえ朝鮮半島に存在した国は、元をたどれば一つだけですからね!

朝鮮戦争によって分断された状態が今も続いていますが、韓国も北朝鮮も、本来的には同じ国だったわけです。

それゆえ実際のところは、朝鮮半島で使用されている言語も1種類しかないんですよ。

この1つの言語が様々な事情や歴史的・文化的側面によって、韓国語と呼ばれたり、朝鮮語と呼ばれたりしているのです。

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韓国語と朝鮮語の細かい違いは?

(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/朝鮮半島)

もとは一つの言語といっても、両国の分断後の歩みは全く別のものですし、単純に使用される地域も異なるわけですから、それぞれの言語には細かい違いもあります。

日本の方言をイメージすると分かりやすいでしょうが、より実情に即して考えれば「アメリカ英語とイギリス英語の違い」と形容する方がふさわしいでしょうか。

一応、両言語にはそれぞれに「標準語」の設定もあります。

ただ、この標準語すら分断前に設定された同一のルールに基づいているため、韓国・北朝鮮の人々が意思の疎通を図る際、困難や違和感が生じることは全くないのです!

繰り返しになりますが、もともとの言語は一つしかありませんからね。

ですから2つの呼称が存在している現状は、「言語の性質そのもの以外」の要因に基づくところが大きいといえるでしょう。

場合によっては「韓国語=南の言語、朝鮮語=北の言語」という図式が成立しないことすらありますからね;

日本でも、「朝鮮半島」で話されているすべての言葉を包括的に「朝鮮語」と呼んだりしますし…。

というわけで韓国語・朝鮮語という呼称が話題に上ったら、「この場合はどのようなニュアンスを含んでいるんだろう?」と判断する必要が生じそうです。

といっても両言語の背景にある歴史の「あらまし」を念頭に置いておけば、大きな誤解を招くことはないでしょう。

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