韓国において、ドイツの高級車「BMW」の炎上事故が多発しています。
燃えた台数は今年だけでも約40台に上ると言われており、まさに「非常事態」の様相ですが、この不可解な現象が起きているのはどうやら「韓国においてのみ」のようなのです。
BMWは世界的なブランドですから、どこの国でも同じように車は走行しているはずなのに、なんとも奇妙な話ですよね。
どのような原因が考えられるのか、リサーチしてみました!
極めて深刻なその実情
まずは現状について整理しておきましょう。
相次ぐ炎上を受け、既にBMWサイドはリコール(回収・無償修理)を行うことを決定しています。
しかしながら韓国国内では「BMW側が車両の欠陥を隠しているのでは?」との疑惑が浮上しており、警察が捜査に乗り出したほか、政府が全国の自治体に向けて史上初の「運転中止命令」を出すよう要請するに至るまで、事態は深刻化しているのです。
国として、「国民の安全が脅かされている」との危機感を前面に押し出し、BMWに向けて強く対応を迫っているわけですね。
ただその一方で、リコール対象となっているBMW車のうち「5シリーズ」の販売比率が韓国と同程度のイギリスやアイルランドでは、同様の火災が一切起きていないのです。
韓国においてはリコール対象でない車種まで炎上しているのに、余りにも不自然ですよね。
これでは、「一部シリーズの部品や構造に欠陥がある」という図式は成り立ちません。
また、「今年の酷暑が原因で車体が熱を帯び、発火に至る」と推測する人たちもいるのですが、韓国の隣に位置し、気象条件がほぼ変わらない日本でも被害は確認されていませんから、暑さのせいにするのもいささか無理があるでしょう。
発火原因は燃料の質にあり?
車両自体に原因がなく、気象条件による事故でもないとすれば、一体どうして韓国のBMWのみが発火してしまうのでしょうか?
調べを進めるうち、「なるほど」と合点のいく説に出会いました。
どうやら一部の自動車ジャーナリストは、「韓国で使用されている燃料の質に問題があるのではないか?」と推測しているようなんです!
確かに各国において、燃料を精製する基準は異なりますからね。
韓国国内で粗悪なものや、BMWとの相性が悪い燃料が供給され、それが車両に注がれることで不具合が起きているとしたら、特定の国のみで事故が多発しているという状況に説明はつきます。
そのほかには、「韓国のインポーター(今回の場合はBMWコリア)の対応に、何らかの問題があるのでは?」と指摘する声も上がっているようです。
輸入車の仕様は、それぞれの国における安全基準や環境基準に合わせる必要があるのですが、適切な整備が行われていない可能性があるというわけですね。
どちらの説も、現時点ではあくまで推測の域を出ませんが、一刻も早く原因が究明され、これ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。
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