北方領土返還を巡って戦争に言及し、日本維新の会を除名された丸山 穂高衆院議員に対し、自民・公明両党は21日、「けん責決議案」を衆院に共同提出しました。

しかしそもそものところで「けん責決議案とは何ぞや?」という疑問の声が、各所から噴出しています^^;

余り馴染みのない言葉ですし、軽く調べただけではストンと腹落ちする説明にも行き当たらないんですよね…。

ということで今回はけん責決議案の概要について、かみ砕きながら解説してみたいと思います!



「けん責」ってどういうこと?

まず、けん責とは漢字で「譴責」と表記し、端的にいえば「失敗や不正などを厳しく咎めること」を指します。

ところで私たちは日々のニュースにおいて、「○○が懲戒処分となりました」といった表現をよく耳にしますよね。

この懲戒処分には幾つかの種類があって、その括りの中に「戒告」や、今回ピックアップしている「譴責」も含まれるんですよ!

なお戒告が単に「注意すること」というニュアンスを含むのに対し、譴責は「厳しく責めること」と表現できます。

具体的な処分の違いは「戒告:口頭による注意のみ」「譴責:口頭による注意に加え、始末書といった書類の提出が必要」となっており、重さでいえば「譴責>戒告」という理解で差し支えありません。

とはいえ懲戒処分全体のレベルでいえば、戒告・譴責ともにそこまで厳しい処分とはいえませんね。

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「けん責決議案」の考え方とは

そういったわけで譴責という言葉自体は様々な組織において使用が想定されるものなのですが、これが「けん責決議案」となると、結局どのような対応がなされるのか理解しづらいですよね^^;

それもそのはず衆参両院事務局によれば、「けん責」と名の付く決議案の提出は今回が初めてらしいのです!

加えてもし可決に至ったとしても、けん責決議案に法的拘束力はないということで、何ともファジーな印象を受けますね…。

なお丸山議員に対しては既に、野党6党派が「辞職勧告決議案」を提出しているのですが、与党側としては失言を理由とした辞職勧告決議がこれまでにないことから、本会議でも取り扱うことはせず「けん責決議案で猛省を促す」というスタンスのようです。

要は今回の問題について「目に見えるかたちで、ものすごく反省しなさい!」との意思表示・意見表明を、案として提出したような感じでしょう。

とはいえ当の丸山議員が周囲の忠告を甘んじて受ける気はさらさらない様子なので、今後も引き続き事態は荒れるものと予想します;

「そっちがその気なら、こっちだってSNSを通じていろいろと都合の悪いことをバラしてやる」的なニュアンスのことも言い始めていますし、これからが思いやられますね…。

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