最近、各業界の権力者たちをめぐるパワハラや不正行為といった問題が相次いで表面化していますが、この度「生コン業界のドン」が逮捕されたというちょっと気になるニュースを耳にしました。
サラリと情報をチェックするだけでもかなり大きな事件であることが伺えたのですが、その割には報道が少なく全容が見えてこないため、かえって興味が湧いてしまったんですよね。
そもそも、「生コン」の読み方や概要についても理解できていませんし^^;
そこで私なりに関連のニュースを深掘りしていったところ、その背景には想像以上に根深い問題が横たわっていると判明したんです!
事件の概要&生コンって何?
まずは「生コン」とは何ぞや?という疑問をすっきりさせましょう。
一言で説明するならば、生コンとは「工場で作られた固まる前のコンクリート=生コンクリート」の略称で、「ナマコン」と読みます。
生コンの登場は、工事現場から「(コンクリートの)現場練り」の作業をなくし、コンクリートの質を均等にすることにも役立つという画期的なものでした。
そして今回の事件で逮捕されたのは、関西地区の生コンクリート業界を束ねる労働組合(関連の記事では、関西生コン連合などと呼ばれています)にてトップを務める人物です。
容疑者の名は、武 建一。
武容疑者は昨年3月から7月にかけ、建設会社から生コンクリートの調達を請け負った商社の男性支店長に対し、滋賀県内の工場建設工事で組合の加盟業者を使うよう要求したのですが、断られたため、「大変なことになる」などと複数回脅し、無理やり契約させようとした疑いが持たれています。
その立場や権力を悪用し、自身が束ねる組合の加盟業者を使うように恐喝を行っていたというわけですね。
同様の手口によって武容疑者が稼いだ金は数十年間で100億円に上るという説もありますし、その背後には暴力団関係者の存在も疑われているようです。
いやいや、かなりの大事件じゃないですか;
しかし繰り返しになりますが、その割にはこのニュース、報道量がとっても少ないんですよね。
なぜなのでしょう?
政治家とつながっていた?
一部でささやかれているのが、「武容疑者は政治家のパトロンを務めているため、その悪事が大っぴらには騒がれない」という噂です。
確かに工事利権によって億単位の金を手に入れ、その私腹を肥やしていけば、次に欲しくなるのは自身の立場をより強固なものにする「後ろ盾」だと思います。
そこで彼が目を付けたのが、絶大な影響力を持つ「政治家」というわけですよ!
武容疑者は、政治家に資金(献金)を提供する。
その見返りとして政治家は、関西生コンに有利な「口利き」を行うー。
確かに両者の間には、「WIN-WIN」の関係が成り立つと思います。
なお武容疑者と蜜月関係にあったとして実名を挙げられているのが、立憲民主党所属の辻元 清美さんです。
彼女が関西生コンと長らくの協力関係を続けているということは、以前から各週刊誌などでも指摘されていたようですね。
それが今回の容疑者逮捕を受け、一気に大事になったという流れでしょう。
ただ、この二人と利害関係を同じくする一部のテレビ局や新聞には「報道規制」が掛けられており、今回の失態をこれ以上の騒ぎにしないための工作が行われているのだとか!
事実とすれば、国民の「知る権利」が脅かされているということにもなりますね。
一体、真実はどこにあるのでしょうか?
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