平成31年2月17日に「第108回看護師国家試験」が執り行われました。
毎年の合格率は高い水準で安定しているとはいえ、日ごろの成果を年に一度しかないこの機会に発揮する必要があるわけですから、受験生に掛かるプレッシャーはいかばかりかと思います。
今も多くの方たちが合否に想いを巡らせ、ヤキモキされているでしょうね;
ということで今回はSNSの声等も参考にしながら、第108回看護師国家試験のボーダーラインについて独自の見解を述べることにしました!
例年のボーダーラインはどの程度?
看護師国試は全240問・300点満点の試験で、合格するためには以下に挙げる2つの条件を満たす必要があります。
①「必修問題」の80%以上で正答する
必修問題には300点満点のうち50点が割り振られています。
このうち80%(40点以上)を取らなければ、たとえ一般問題と状況設定問題が満点であったとしても、その時点で不合格になる仕組みですよ;
②「一般問題+状況設定問題」でその年の基準を満たす
一般問題と状況設定問題は合わせて250点満点となりますが、「①」とは違い、このパートの合格基準は毎年変動します。
「②」の合格基準がその年によって違うのは、厚生労働省が看護師の需給率を勘案して合格者数の調整を行うためです。
とはいえ例年、受験生の90%程度が合格するように基準が設けられており、具体的にはおおむね「160~170点(得点率70%弱)」程度が合格のボーダーラインとなっていますね。
今年のボーダーラインを予想!
ということで「②」については「相対評価」が行われるわけですから、採点や集計が実施されていない現段階で明確な裏付けを持つ予想ボーダーを算出することはできません^^;
しかしながら受験生の感想や看護師国試事情に明るい層の見解をチェックする限り、「今回のボーダーラインは高めになるのでは?」との意見が目立つようです。
私自身、このような見立てと例年の傾向を併せて考え、第108回のボーダーラインは「170点」程度になると予想しています。
といってもこちらは、高めに見積もった結果ですけどね^^;
なお看護師国試のボーダーライン予想については、例年「東京アカデミー」の発表を参考にする方が多いようです。
東京アカデミーは公務員採用試験・国家試験全般のプロですし、算出に当たっても膨大なデータを持っているでしょうから、信用が置けますよね^^
東京アカデミーによるボーダーライン予想発表はおおむね「3月上旬頃」に実施されているので、こちらも要チェックです!
ただ繰り返しになりますが、予想はあくまでも予想であり、「東アカが出したボーダーからマイナス30点すると、実情に近い数字になる」なんて評判もありますからね;
手ごたえがなかったと感じている方も余り悲観しすぎずに、最終的な結果発表を待ちましょう。