「M-1グランプリ2018」決勝の審査をめぐり、昨年王者の「とろサーモン」久保田 かずのぶさんと今年のファイナリストである「スーパーマラドーナ」の武智 正剛さんが、審査員を務めたお笑いタレント・上沼 恵美子さんに対する暴言を動画配信し、大変な騒動となっています。
ただ、一般の反応には地域によって少なからず温度差があり、関西方面の視聴者が「あの上沼 恵美子にたてつくなんて…」と驚愕する一方で、東京在住の人たちは「そもそもこんなに大騒ぎするほど、上沼 恵美子ってすごい人なの?」と疑問を抱いている様子ですね。
そこで今回は、関西において上沼さんが持つ影響力のすごさについて、具体的なエピソードを交えながらお伝えしたいと思います。
関西の「女帝」上沼 恵美子
関西において、上沼さんは押しも押されもせぬ「重鎮」あり、大阪のテレビ局では「女帝」として長らく君臨する存在です。
親しみを込めて「西の和田アキ子」と呼ばれていることをお伝えすれば、関東の方にも多少イメージが湧きやすいでしょうか?
現在、上沼さんは「おしゃべりクッキング」など、テレビ・ラジオなど関西を中心に5本のレギュラー番組に出演されています。
コンサートを開けば中高年女性で常に満員となり、特にやしき たかじんさん亡き後は、阪神地域での影響力を更に強めていますね。
テレビ局スタッフに対しても絶大な「キャスティング力」を発揮するそうで、彼女ににらまれては関西で活動できないといっても過言ではないでしょう。
なお上沼さんの夫は関西テレビの名プロデューサーで、その後役員に出世し、子会社の社長にまでなった人物です。
それだけにあの吉本興業ですら、彼女の機嫌を損ねまいと常日頃、神経を使っているそうですね。
その一方で、スタッフに対する細やかな気づかいや人情味あふれるエピソードも多く聞かれ、その地位は盤石なものとなっているのでしょう。
東京に進出しないのは本人の意思
上沼さんがそこまでトップに上り詰めることができたのも、当然、天性の「お笑いセンス」があってこそです。
であれば、東京進出を果たしてもっと全国区になっても良さそうなものですが、彼女の活躍が関西地域に限定さているのは、本人の意思によるところが大きいといいますね。
上沼さんは以前より「東京は水に合わない」と漏らしており、新幹線に乗ることさえ嫌うのだとか。
関西だけで年間5億円を稼ぐとされる彼女ですから、金銭的な面ではこれ以上活動の幅を広げる必要は全くなさそうですが、それ以上に「関西で腰を据えてやっていく」というこだわりがあるのでしょう。
なお、11月9日に放送されたばかりのワイドナショーにおいては、ダウンタウン・松本 人志さんが吉本興業所属ではない女性が関西のトップにまで上り詰めたことを称賛しつつ、上沼さんの功績や才能についてリスペクトの意を表していましたね。
上沼さんは、松本さんや島田 紳助さんから熱望されるかたちでM-1の審査員を引き受けているので、今回問題となっている2人は彼らの顔にも泥を塗ったことになります。
上沼さんを支持する層から報復措置を受けても、何ら不思議ではないのかもしれません。
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