ここのところ「日本郵便再配達受付センター」を名乗る相手から、何度もメールが届くとの報告が相次いでいます。
ネット通販等の利用者が増えていることもあって、今一つ状況がつかめないながらも本物の不在連絡である可能性を考え対応に戸惑っている方が複数見受けられますが、実態はどのようになっているのでしょう?
問題のメールはやはり「詐欺」だった!
リサーチの結果、やはり問題のメールは「詐欺」の類とみて間違いないようです。
「配送物をお預かりしています」「お荷物詳細を下記URLよりご確認くださいませ」といった文言が記載されているので、パッと見では本当に日本郵便が送ってきたメールのようですが、よくよくチェックしてみるとメールの有効期限が既に過ぎた日にちとなっている・指定のURLに居住地域とは全く関係ない県名が記されているといった具合で、明らかにおかしな特徴が幾つかみられます。
差出人のメールアドレス自体が不審なもの(意味の通じないアルファベットの羅列等)ですし、特段荷物が届く予定のないタイミングで繰り返し連絡が入る時点で、多くの人は詐欺を疑うようですね。
ただうっかりURLをクリックしてしまったという方の報告によると、なぜか「高額当選金獲得のお知らせ」といった更に怪しいページに飛ばされてしまい、そこで迷惑メールだと確信したということでした;
日本郵便も注意喚起を行っている!
なお当の日本郵便にもこのようなケースは複数報告されているらしく、公式サイトを通じて「日本郵便を装った不審メールにご注意ください」との注意喚起が行われています。
不審なメールはウイルスを含む可能性もあることから、受け取っても削除するよう指示が出ていますね。
不審メールの特徴に関しては以下のような具体的情報が共有されていますから、留意しておきましょう。
・添付ファイルを印字し、最寄りの郵便局への問合せを求める内容とするメール
・ファイル(DOC形式)が添付されているメール
・日本郵更との表記があるメール
・ゆうパック、郵便物、レターパックなどの配達を装ったメール
・Web集荷サービスを装ったメール
判断に迷った場合等は、日本郵政が設置する以下の窓口まで問い合わせを入れてみてください。
■お客様サービス相談センター
電話番号:0120-23-28-86(フリーコール)
携帯電話から利用する場合:0570-046-666(通話料負担要)
案内時間
平日:8:00~21:00
土・日・休日:9:00~21:00
ちなみに本当に再配達を依頼したい場合は、「配達のお申し込み受付」ページから申し出ることができます。
やはり、同ページをチェックしてみても、「日本郵便再配達受付センター」という表記は全く見付けることができませんので、メールに「日本郵便再配達受付センター」という記載があれば詐欺・迷惑メールと断定して良いようです。
結局のところすべての情報が、詐欺メールをそれらしく見せるための「虚偽・作り物」だったということです。
そういったわけで、同じようなメールを受信した場合はすぐ削除してしまいましょう!
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