(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/石垣市)

任期満了に伴う沖縄県石垣市長選挙は、3月4日告示され、11日に投開票が行われます。

当記事では11日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、元市議の宮良操氏(61)と、現職の中山義隆氏(50)さらに、元県議の砂川利勝氏(54)の3候補。3期目を狙う現職候補に新人2人が挑む、今秋に予定されている沖縄県知事選挙を占う、重要な戦いの火ぶたが切って落とされました。

なお、11日の投票時間は午前7時から午後8時まで、3日時点での石垣市選挙人名簿登録者数は、3万8,699人(男1万9,267人、女1万9,432人)となっています。

また、同市議会議員補欠選挙(欠員2)も同日程で行われ、市長選立候補者をそれぞれ支援・支持する3名が立候補しました。

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最新の開票結果

   宮良操  9,526
当選 中山義隆 13,822
   砂川利勝 4,872

石垣市への陸上自衛隊配備計画への対応が最大の争点に

市の職員として18年、市議を5期20年務めあげた宮良氏は、真っ先に届け出を済ませると、市内にある自身の選挙事務所で出陣式を開催。

同氏はその中で、この市長選は3つ巴の戦いでも争点は1つだけ、ミサイル基地を認めるか認めないかだと述べた後、

「(陸上自衛隊の配備計画は)環境や暮らしに及ぼす影響を考えると、受け入れるべきではない。」

と、はっきり計画に反対の姿勢を表明しました。

【宮良操(みやらみさお)氏プロフィール】

生年月日:1956年4月29日
出身地:沖縄県石垣市
出身校:沖縄国際大学法学部
党派:無所属
主な経歴:市職員を務めたのち、1998年の市議選で初当選(5期)。過去には石垣島和牛改良組合長、JA沖縄中央会理事なども歴任した。

一方、現職として陸自基地配備計画に容認の意向を固めている中山氏は、

「石垣は観光を中心に非常に経済が好調だ。そして、(3期目の市政において)国政との連携で子育て支援も充実し、待機児童も確実に減らすことができる。」

と述べるなど、これまでになってきた2期8年の実績を主張。

併せて、

「この8年間でを終わらせるわけにはいかない。島を伸ばすためにもう1期力を貸してほしい。」

と訴え、3期目でさらなる石垣市への貢献ができるという考えを、集まった支援者に示しました。

【中山義隆(なかやまよしたか)氏プロフィール】

生年月日:1967年6月26日
出身地:沖縄県石垣市
出身校:近畿大学商経学部
党派:無所属
主な経歴:大学卒業後は野村證券(株)や(株)木田商会に勤務、青年会議所理事長を務めていた2006年、市議選に初出馬し当選。任期中の2010年石垣市長選に立候補し、1万6千票余りを集めて5選を目指した、当時現職の大浜長照氏を破り初当選、再選を果たし現在2期目。

最後に届け出をした砂川氏は、最大の争点である陸自基地の配備について、

「(石垣市の)安心・安全の確保のために推進する。」

と、一定の理解を示しています。

しかし、基地建設が予定されている「平得大俣」地区住民からの合意が、まだ得られていないと反発、住民投票を実施して信を問うべきだという考えを示しました。
また、同市の経済振興についても、

「(陸自配備計画を含め)今は対話による島づくりが欠けている。市役所こそ最大のサービス産業、皆さんの声を聞くためにある。(選挙戦では)各地域を回り市民の声を聞く。」

と述べるなど、市民ファーストの姿勢で政治を進めていく方針を、有権者にアピールしました。

【砂川利勝(すなかわとしかつ)氏プロフィール】

生年月日:1963年9月28日
出身地:沖縄県石垣市
出身校:中部大学土木工学科
党派:無所属
主な経歴:2002年の石垣市議補選で初当選すると連続4選。12年沖縄県議選に鞍替え出馬をし当選、2期を務める。

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2月の名護市長選に続く連勝を狙う政権側だが保守分裂で激戦必至か

今市長選最大の論点となっている陸自基地配備計画は、600人規模の警備部隊や地対艦・地対空ミサイル部隊が配備される計画で、2015年11月に政府が市に受け入れを要請し、現職である中山氏が、2015年末に容認する考えを表明したものです。

しかし、基地建設が予定されている地区住民からの強い反発の声を受けて、本来現職で政権側である、元自民系県議の砂川氏が立候補を表明、自民・公明の与党側候補者が一本化できず、保守系票田が割れてしまう公算が強くなりました。

結果として、民進・共産などといった各野党、さらに基地配備計画に反対の立場を取る、翁長雄志(おながたけし)現沖縄県知事陣営が支援する宮良氏に、付け込む隙ができている情勢です。

ただ、反対の見方をすると、防衛力強化を進める政権側推薦候補に対し、野党勢力側候補が肉薄することも多い同県の首長選挙において、「陸自配備反対派」の票も分裂してしまう可能性があるため、最後まで目が話せない緊迫した情勢となっています。

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