IMAXとdolby atmosの違い:どっちが映画鑑賞にいいの?

IMAXとdolby atmos(ドルビーアトモス)の違いって何?どっちがいいの?

かつて映画館に足を運ぶ際には、字幕と吹き替え版のどちらで楽しむか程度の選択肢しかなかったように思うのですが、最近のシアターには様々な技術が導入されており、映画の楽しい方も多様化してきていますよね。

より自身の鑑賞スタイルに合ったシステムは何なのか?という疑問は、映画ファンであれば誰しもが抱くものとなっているでしょう。

そこで今回は、話題になっている2つのシステム「IMAX(アイマックス)」「dolby atmos(ドルビーアトモス)」を比較し、映画鑑賞に適しているのはどちらかという件について考えてみたいと思います。

IMAXとdolby atmosの違い

最初に、IMAXとdolby atmosのシステムの特徴をそれぞれ押さえておきましょう。

IMAXとは?

まずはIMAXです。

こちらは、「映像・音響・空間・作品」という映画を構成する4つの要素を極めた先進の上映システムになります。

デジタルプロジェクター2台の同時使用やリアルタイムの映像調節などにより、驚くほど明るく鮮明な映像を楽しむことができますし、精密に調整されたクリアなサウンドも魅力ですね。

大型スクリーンを客席に近い位置に設置してあるため、臨場感もたっぷりです。

IMAX®専用カメラで撮影した作品も登場していますし、3D版にもピッタリであるとの評判を集めています。

dolby atmosとは?

一方のdolby atmosは、音声オブジェクトと天井スピーカーという映画音響にとって重要な2つの概念を導入することにより、力強く移動するオーディオを実現したシステムです。

サウンドが頭上を含むあらゆる方向から流れ、驚くほど鮮明かつ豊かであるため、「聴覚」という切り口からエンターテインメントのインパクトが最大限に発揮されると評価されていますね。

スクリーンに映し出されたストーリーのサウンドが周囲の3次元空間で動き回るので、自分が映画のシーンに入り込んだように感じられるといわれています。

IMAXのバランスを取るか、ドルビーアトモスの音を取るか

ということで、IMAXが「映像・音響・空間・作品」という様々な要素をバランスよく底上げしたシステムであるのに対し、dolby atmosはひたすら「音響」に重きを置いた仕様というわけです。

注力しているベクトルが少々違うため、後はもう好みの問題にもなりますね。

ただ、ミュージカル映画といった「音楽」をウリにしている作品を鑑賞するのであれば、断然dolby atmosがオススメという方が多いようです

逆に、音の質はそこまで気にしないけれど映像にはこだわりたいという層は、IMAXを選ぶ方が良いように思います。

近隣の映画館にどちらのシステムが採用されているかといった事情も絡んできますが、「バランスか、音か」という視点で両者を比べてみてはいかがでしょうか。

ちなみに現在大ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディ」については、迷うことなくdolby atmosを選べ!という口コミが多いようでした^^

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