NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌で、8月20日に「配信限定」という形態を採りリリースされた星野 源さんの新曲「アイデア」。

早速、各配信サイトのチャートを圧巻し、大変な好評を得ているようですね^^

その一方で、星野さん自身が「1曲のなかに3曲分くらいの要素を詰め込んだ」と語る渾身の本作には、聞けば聞くほど深みが増してくる様々な趣向が隠されています。

とりわけ歌詞については意味深な部分もあり、多くのファンたちが言葉の先に潜む星野さんの想いに対し想いを馳せているようですね!

中でも後半部分に登場する「生きてただ生きていて 踏まれ潰れた花のように にこやかに 中指を」というパートについては、様々な考察が成されています。

「中指を立てる」という反抗的なジェスチャーに掛かった「にこやかに」という正反対の言葉には、確かに何らかの「深い感情」が含まれているのかもしれません。

今回の記事では私なりの解釈を、星野さんのメッセージを紐解きながら記してみたいと思います。

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「アイデア」の歌詞に潜む陰と陽

まずは、「アイデア」の歌詞をチェックしてみましょう。

おはよう 世の中
夢を連れて繰り返した
湯気には生活のメロディ

鶏の歌声も
線路 風の話し声も
すべてはモノラルのメロディ

涙零れる音は
咲いた花が弾く雨音
哀しみに 青空を

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け

つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け

おはよう 真夜中
虚しさとのダンスフロアだ
笑顔の裏側の景色

独りで泣く声も
喉の下の叫び声も
すべては笑われる景色

生きてただ生きていて
踏まれ潰れた花のように
にこやかに 中指を

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け

闇の中から歌が聞こえた
あなたの胸から
刻む鼓動は一つの歌だ
胸に手を置けば
そこで鳴ってる

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の中で君と歌おう
音が止まる日まで

つづく道の先を
塞ぐ影にアイデアを
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け

つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、本楽曲の歌詞は大きく分けて「3パート」から構成されているのです。

1番の「おはよう 世の中」からスタートする部分には、非常にポジティブな言葉ばかりが並んでいますよね。

星野さん曰く、この部分では自身の「陽」の部分、もっと言えば「パブリックな自分」を表現したのだそうです。

ただ、それがたとえ嘘ではなかったとしても、笑顔ばかりで日々を過ごすというのは骨の折れる作業です。

そこで続くのが、「おはよう 真夜中」より紡がれる「陰」のパート。

「にこやかに中指を」というフレーズも、この中に登場してきますね。

ただ、陰鬱とした世界にも終わりがないわけではありません。

「闇の中から歌が聞こえた」の辺りからは再び前向きな言葉が現れはじめ、全てを内包した上での「未来の話」が始まっているようです。

ある意味で、「アイデア」という作品は物語であり、最後にはしっかりと「これから」を見据えた結びが用意されているという部分に、星野作品の真骨頂が垣間見える気がします。

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「潰れた花」は悩み苦しむ「あなた・私」のメタファー?


以上のような解釈をするに、星野作品の根底にあるのは「ハッピーエンド」であると思うのです。

そして「にこやかに中指を」という歌詞は、陰のパートにおいてもふと顔をのぞかせる、ポジティブな感情の象徴であると感じられてなりません。

その存在を顧みない人たちに踏みつけられる道端の花のように小さな生命だって、いつの間にか再度太陽の方を向き、にこやかな笑顔を振りまくように美しく咲き誇っているー。

その事実に対する星野さんなりの「賛美」が、こちらのフレーズに凝縮されているのではないでしょうか。

そしてここでいう「花」とは、日々の生活において無遠慮に傷付けられ、心が折れそうになっている人々の「メタファー(暗喩)」になっていると考えます。

その「人々」というのは、星野さん自身かもしれませんし、曲を耳にしたあなたや私のことなのかもしれません。

つまり星野さんは、「あなたを平気でののしる相手から傷付けられたって、そんなヤツラのことは中指を立てるようにして鼻で笑ってやればいい。それよりもう一度起き上がり、にこやかに未来の方を向いていこうよ」と伝えたいのではないでしょうか。

あなたはどのような解釈をしましたか^^?

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