市民の共有財産である市営の野球場をある民間の少年野球チームが独占的に利用しているとの疑惑が報じられ、物議を醸しています。
球場は東大阪市に所在しており、問題の少年野球チームは他にも様々な「特別待遇」を受けているとの話も出ていますね。
東大阪市民ならずとも多くの方が関心を寄せている様子ですので、この少年野球チームとはどこのことを指しているのか、詳しくリサーチしてみました。
該当の球場は長瀬にあった!
まずは問題の舞台となっている東大阪市の球場に関してです。
発端となった記事では明言されていませんが、掲載されている写真や細かい情報を見るに、こちらは「長瀬青少年センター運動広場」を指していると思われますね。
東大阪市長瀬町にあって、JRおおさか東線「JR長瀬駅」から徒歩3分・近鉄大阪線「長瀬駅」からも徒歩10分という好立地の球場です。
広さは8000平方メートル程度で、1塁側と3塁側にはスタンドがあり、50名程度が観覧できるつくりになっていますね。
ピッチングマシンに加え、控室にはソファやエアコンも完備されており、こと少年野球チームが利用するには申し分のない環境といえるでしょう。
こちらの球場が無料で使える上に、敷地内にはやはり無料の駐車場まであるというのですから、一つの団体が独占的に利用しているとなれば、やはり大きな問題だと感じます。
独占チームと東大阪市の関係は?
なお驚くべきことに、疑惑の少年野球チームはメンバーから月会費を集める等、ごく普通の民間チームではあるのですが、その監督を務める人物は球場の「場長」である東大阪市の職員と同一人物なのだそうです!
市の内部で施設の利用者を決定する権限を持つ人物が、実は少年野球チームのとりまとめ役でもあったわけですよ;
これは何ともいびつな構造と言わざるを得ませんね。
実際、説明を求められた東大阪市側の説明も歯切れが悪く、何らかの忖度があったことはほぼ間違いないでしょう。
加えて今回の騒動には同和問題をめぐる特別待遇が絡んでいるともされており、想像以上に根が深い問題のようですね。
さて具体的なチーム名についても絞り込みを行ったところ、どうやら「ナガセボーイズ(ナガセタイガースとも)」が該当の少年野球チームであると考えられます。
同チームに関しては監督のみならず代表者まで市の職員が務めているとの情報も流れており、双方が相当ズブズブの関係にあったことが伺えますね。
未だ問題の全貌が明らかになったわけではありませんので、何とも言えない部分もあるのですが、公平性を欠く利用者の「選別」が行われていたとしたら、市民も黙ってはいないでしょう。
真相が解明され、全ての人が納得のいく結末にたどり着くことを願いたいです。
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