(画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/深谷市)

任期満了に伴う埼玉県の深谷市長選挙は、1月21に告示され、同28日に投開票が行われます。当記事では28日の即日開票に合わせ、どこよりも早く且つ正確に結果速報を更新していきます。

立候補したのは、早い段階で出馬を表明していた、現職の小島進氏(57)と新人で元県議の加藤裕康氏(72)に加え、同じく新人の元市議、加藤利江氏(69)の3候補。

現職と、同じ「加藤性」を持つ2新人との対決という、少々珍しい選挙戦となることが、にわかに話題となっています。

なお、28日の投票時間は午前7時から午後8時まで、1月20日時点での市選挙人名簿登録者数は、11万9,751人(男5万9,560人、女6万191人)となっています。

また、市長選挙と同日に執行予定であった同市議補欠選挙は、届出のあった候補者の数が選挙すべき数を超えなかったため無投票となり、新人である田口英夫氏(62)の当選が確定しました。

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最新の開票結果

当選 小島進  29,645票
   加藤裕康  6,739票
   加藤利江 10,852票
※投票率40.25%

花園IC拠点整備プロジェクトをはじめとした「地域活性化対策」が主な争点

34歳の時、同級生に推されて一念発起し政治の世界に足を踏み入れ、市議・県議を経て2010年から8年に渡り、市政を担ってきた現職の小島氏は、

「具体的な事業がまだ途中で、何とか実現させたい。」

と、選挙戦での第一声を発しました。
同氏が声高に叫ぶ「具体的な事業」とは、

・アウトレットモール誘致
・誘致予定地を走る秩父鉄道の新駅開設(2018年10月予定)
・深谷テラスファーム(脳炎・ショップ・栽培教室などを完備して農業複合施設)の設立
・関連公共施設の整備

を中心とした、関越自動車道「花園IC」付近の一大開発事業のことを指します。

事業の完成により、20年間で最大約100億円の歳入増と、大幅な新規雇用が見込めるとの試算を示し、「市にとって、間違いなくプラスになる。」と自信をのぞかせました。

【小島進(こじますすむ)氏プロフィール】

生年月日:1960年10月3日
出身地:埼玉県深谷市
出身校:埼玉県立本庄高校
党派:無所属
主な経歴:神田屋商店に入社、退社後深谷市市議(3期)、2007年、民主党から埼玉県議選に出馬し当選、2010年任期途中で辞職し臨んだ深谷市長選挙において初当選。

一方、元銀行員のキャリアを持つ加藤裕康氏は、現職市長肝いりの「花園IC拠点整備プロジェクト」について、

「事業に将来の発展性があるのかどうか(中略)もう一回、しっかりと見直して、場合によっては中止した方がよい」

と発言。

・固定資産税の減税
・商業用センタービルの建設
・農業先進都市づくり

などを公約に掲げるなど、「市政転換」と大きくチラシを携えるなど、真っ向から現職候補に立ち向かっていく姿勢で、その選挙戦をスタートさせました。

【加藤裕康(かとうひろやす)氏プロフィール】

生年月日:1945年7月20日
出身地:埼玉県
出身校:小樽商科大学商学部
党派:無所属
主な経歴:埼玉銀行(現りそな銀行)入行、深谷市議(1年)、埼玉県議(3期)。

最後に立候補した加藤利江氏は、

「税金を使わずに建設するのであれば、アウトレットモールに賛成だ」

と述べ、同事業に投入される予定である市税約50億円を、子育て支援や敬老祝い金の復活などに充てるなど、生活密着予算に回してしていきたい考えを示しました。

また、「市長選(深谷市)に女性候補の立候補は初めて」と強調し、女性の視点を生かした政策実現に意欲を示しました。

【加藤利江(かとうとしえ)氏プロフィール】


生年月日:1948年12月26日
出身地:埼玉県深谷市
党派:無所属
主な経歴:市議を4期務め市議会副議長も経験、福祉施設「グループホームビック」の現管理者。

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前職の小島氏優勢は揺るがない見込み

小島氏が2期目を決めた、2014年の前回市長選では、対抗候補がほとんど選挙活動を行わず、ほぼ小島氏の独り舞台。

有権者からは、「選挙をする必要があるのか」との声も上がるほど、盛り上がりに欠け投票率が伸びず、前々回小島氏が現職を破った市長選の投票率からなんと20%以上低い、過去最低となる29,68%に留まりました。

結果、対抗候補に2,000票も与えない大差の当選となった小島氏ですが、今回は対抗候補の2人も意気込みが違い、さらに「花園IC拠点整備プロジェクトの是非」という、明確な論点の違いもあるため、投票率が前回より大きく上がってくることが予想されます。

投票率が伸びれば、小島氏自身が現職候補を破った前々回市長選の再現(投票率53,79%)もあり得ますが、対抗する新人候補が2人である三つ巴の選挙戦となったため、市長不支持派の票を新人2人が分け合ってしまう結果になります。

さらに、「市の将来を見据えたかじ取り」をしていく市の首長という職務は多忙で、体力も精神力も不可欠な中、対抗馬となる「W加藤」候補の年齢が、若干高齢であるとの指摘の声もあり、現時点ではよほどの逆風でも吹かない限り、小島氏が大本命とみていいでしょう。

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