フィギュアスケート・グランプリファイナルの中継をリアルタイムで視聴していたのですが、イタリア・トリノで開催されたにも関わらず、羽生 結弦選手の登場とともに数え切れないほどの日の丸がはためき、思わず目を見張りましたね。

と同時によくよくリンクを眺めると、その周囲を囲む看板も日本のものばかりであることに気が付きました。

世界中に展開する日本企業が自社のロゴ等を掲示しているのならまだ分かるのですが、中には日本語の文章が添えられているものもあって、よく状況が飲み込めません。

現地・イタリアのファンはほとんど意味を理解できないでしょうでしょうから、中継に映る看板は日本国内向けに映像処理を施したものという可能性もありそうです。

いずれにせよ、フィギュアスケートの広告が日本のものばかりになっている理由が気になったので、リサーチを進めました。



フィギュアスケートは“お金になる”スポーツ!

前提として、フィギュアスケートは相当“お金になる”スポーツです。

まずチケットの価格は他のスポーツに比べると高めに設定されているのですが、それでも即完売してしまいますから、やはり人気・注目度ともに相当高いといえるでしょう。

それゆえCM枠を確保できる番組提供スポンサーになった場合の恩恵もかなりあるらしく、高額なスポンサー料を支払ったとしても、企業としてはかなり“お得”との認識が定着しているそうです。

またリンクの周囲に看板を出せば、試合中継やニュース番組を通じて相当な露出につながるうえ、優勝選手の背景にうまく映り込めば、新聞各紙の一面やYahoo!といったポータルサイトのトップ記事に登場するケースもありますからね。

もちろん大会HPにロゴが載り、自社の様々な宣伝活動へ活用することも可能ですし、フィギュアスケートのスポンサー料及びその他もろもろの旨みは非常に大きいといえるでしょう。

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どうして看板が日本のものばかりになるの!?

広告のメリットについてはご理解いただけたかと思いますが、もともと日本はフィギュアスケート人気が高い国ですし、現在は羽生選手という大スターがいることもあり、コンテンツとしての魅力は他国に比べても群を抜いています。

ですからリンクを囲む看板が日本のものばかりになるという現象もある意味では必然で、一連の広告は日本向けに改変されたものではなく、実際に現地でも掲げられているものになりますよ。

そもそも日本の企業は現地のファンではなく、お茶の間から中継を見守る大勢の日本人ファンたちに向けて広告を掲げているわけですね!

単純に「日本人選手の人気・実力が高い→日本国内でフィギュア人気が過熱する→注目度の高いコンテンツなので、企業サイドとしても是非広告を出したい=海外の会場であっても中継や各種報道を通じた露出を見込み、わざわざ広告を掲げる価値がある」という図式が出来上がっているので、フィギュアスケートの看板は日本企業のものだらけになっているのです。

逆に有力選手が出場していない国においては、当然大会の注目度は低くなりますから、わざわざ莫大な広告料を費やしてまでスポンサーになりたいという企業は出てこないでしょう。

ただ余りにも“日本一色”に染まった会場を目の当たりにし、首を傾げるファンも出始めています。

SNS等をみると「海外の地で堂々と日本語の広告を打つって、余り品のある行動とは思えない」「日本人ファンや広告に占拠された会場を見て、正直日本人として恥ずかしくなってしまった。度を越したプーさんシャワー等も、海外の人たちの目にどう映っているのか…」「パチンコの広告とかって、本当に海外のファンには関係ないもんね。企業側にもいろいろと配慮してほしい部分はあるな」といった具合で苦言を呈している方も見受けられ、個人的にも考えさせられるものがありました。

日本色か強すぎる会場は今大会に始まったことではありませんし、今後はどのように推移していくのかも気に掛かりますね。

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