ネット通販を利用すると、配送業者が「ePacket」となっているケースを見掛けます。
このePacketとは、一体どのようなサービスなのでしょうか?
追跡方法やお届け日数も含め、概要をまとめました。
そもそも「ePacket」って?
ePacketとは、2017年に中国や香港の郵便局で始まったサービスの名称です。
ePacketというワードで検索を掛けると、日本郵便の「国際eパケット」というサービスが上がってきますが、両者は全く別物なので留意しておきましょう。
さてePacketには追跡番号が付いており、荷物は配送先の郵便受けに届くようになっています。
中国より発送された荷物は日本に届いた時点で「国際特定記録」として日本郵便の扱いになるので、「郵便局 個別番号検索」から追跡を行うことが可能ですね。
追跡番号は「L」から始まり、中国発なら「CN」・香港発であれば「HK」で終わります。
なお国際郵便物を一括で追跡できると謳う「AfterShip」というサービスもあるのですが、ePacketに特化したものではありませんし、どこまで信用が置けるか今一つ分かりません;
一応、アプリ版も出回っているものの、個人的には日本郵便のサイトで追跡できる段階まで待った方が良いと感じました。
「ePacket」の到着が遅い!?
そういったわけで、ePacketは中国が発送元であるため、物理的に考えても荷物が届くまでにまとまった日数を要します。
何日で到着するというのはケースバイケースなので、はっきりとはお伝えしづらいですが、利用者の報告を見る限り「1週間~10日程度」との口コミが目立つ気はしますね。
ただもっと時間が掛かるという話もザラに上がっているので、利用時には留意しておくべきでしょう。
少なくとも、今日明日中に届くというものではありません。
また時間を要しても荷物がきちんと届けば良いのですが、Amazon等において配送業者がePacketになっている商品が届かない、「マーケットプレイス詐欺」が多発しているとの情報もあります。
詐欺の商品には、「何日経っても日本郵便のサイトで追跡することができない/共有された追跡番号がCNで終わる/大きな荷物なのにePacket扱いになっている」といった特徴がみられるそうです。
一週間以上経過しても日本郵便のサイトに情報が出てこないとなると、やはり正式なルートに乗って実際に荷物が動いているのか、かなり怪しいですね。
ちなみに配送業者:ePacketと表示される詐欺は、中国の業者が取り扱う極端に割安の商品に絡んで多く発生しているそうですよ;
とりあえず取引途中に不審に思う点があれば、Amazon等に早めに相談した方が良いでしょう。
少し話はずれますが、ネット通販利用時には配送業者以上に販売相手が信用できるかどうか、慎重に見極める必要がありそうです。
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