先ほどテレビを視聴していると、“アメリカのトランプ大統領が弾劾訴追された”とのニュース速報が画面に飛び込んできました。

速報が流れるくらいですから、大変なニュースであることは理解できるのですが、そもそも「弾劾訴追」とは何なのでしょうか^^;

その意義や、弾劾訴追されると具体的にはどういった状況が起こるのか気に掛かりましたので、リサーチを進めました。



「弾劾訴追」とは一体何!?

まず「弾劾」という言葉は「だんがい」と読み、辞書をひも解くと「犯罪や不正をはっきりさせて、責任をとるように求めること」や「法令によって身分保障のある公務員の非行に対し、国会の訴追によって罷免または処罰する手続き」を意味するとの説明が加えられています。

極めてシンプルにいえば「不正を明らかにし、その責任を取るように求めること」が弾劾であると理解できますが、アメリカの合衆国憲法における大統領の弾劾とはすなわち、「解任」のことを指しますね。

次に「訴追」という言葉は「そつい」と読み、「検察官が刑事事件について公訴を提起し、それを遂行すること」や「弾劾の申し立てをして裁判官・人事官の罷免を求めること」を意味します。

通常は司法の場において“検察官による起訴”を指す言葉として用いられているわけですが、今回の場合は“立法府で下院が解任を要求する”ことと理解する方が適切でしょう。

つまりこのほど起こった「弾劾訴追(だんがいそつい)」とは、トランプ大統領に対して下院が解任を要求した状況を示しているのです。

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今回起きた「弾劾訴追」の詳細をチェック!

さてトランプ大統領の弾劾訴追は、日本時間の12月18日夜から19日午前に掛けてアメリカの議会下院の本会議にて審議され、午前10時半ごろ、弾劾訴追する決議案が賛成多数で可決されました。

決議では「ウクライナ疑惑」に絡み、トランプ大統領が自らの政治的利益のためにウクライナに圧力をかけた「権力乱用」と、議会による調査を妨害した「議会妨害」があったとして、大統領の罷免を求めています。

弾劾訴追を巡っては野党・民主党と与党・共和党が賛成と反対で真っ二つに分かれたものの、議会下院は民主党が過半数を占めているため、「権力乱用」と「議会妨害」のいずれについても賛成多数で可決されたかたちですね。

なお繰り返しになりますが、弾劾訴追は一般の刑事事件における“起訴”に当たるものであり、弾劾訴追された大統領は1860年代のジョンソン大統領、1990年代のクリントン大統領に次いで、アメリカ史上3人目となります。

トランプ氏はアメリカの政治史上、3人目の弾劾訴追された大統領として名を刻んだわけですから、今回の件が大変な“不名誉”であることは容易に理解できるでしょう。

なお決議はトランプ大統領について「職にとどまれば国の安全保障と憲法への脅威になる」と主張し、今後も同じような行動を繰り返す可能性が高いとして、弾劾と罷免・米国の公職に就く権限の剝奪を求めています。

これを受けて来年1月から上院で「弾劾裁判」が行われる見通しなのですが、率直に言えば、トランプ大統領は“無罪”になる公算が大きいです。

弾劾裁判で大統領が罷免されるためには、上院で出席議員の3分の2以上が“有罪”と判断する必要があるものの、現在、上院では共和党が53議席を占めており、20人以上が造反しない限り、トランプ大統領は罷免されないためですね。

当のトランプ大統領もかねてより「弾劾されるという気がしない。アメリカは、かつてないほど繁栄しているし、われわれは何も間違ったことはしていない」などと述べ、弾劾訴追は不当だという考えを重ねて強調してきました。

ともあれ今後のトランプ政権の行方を占ううえでも、今回の弾劾訴追が持つ意味は相当大きい気がしますね!

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