「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)にて主演を務めるムロツヨシさんについて、「演技が下手」「大根役者」といった声が一部視聴者から上がっているようです。
ムロさんといえば、少なくとも私の中では「演技派俳優」のイメージだったのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
同ドラマにおける彼の演技がそんなにひどいものなのかも含め、リサーチしてみました。
個性派俳優として活躍中のムロツヨシ
ドラマ・大恋愛は、戸田恵梨香さん演じる若年性アルツハイマーを患うヒロインと、彼女を支え続ける元小説家・ムロツヨシさんが織りなす王道のラブストーリーです。
ムロさんはこれまで、三枚目をコミカルに演じる個性派俳優という立ち位置で活躍を続けてきましたが、本作ではガラリと印象が変わり、戸田さんからアタックされる運命の人という役柄を演じていますね。
そういう意味で大恋愛は、俳優・ムロツヨシの新境地といえる作品なのかもしれません。
実際ムロさんは、これまでとは少々演技の質を変えているように見受けられます。
舞台での下積み時代が長かったこともあってか、大げさな演技やふざけた印象が強かった彼の芸ですが、今回のドラマでは何気ない表情の変化やセリフ回し、漂わせる雰囲気といったより細かい部分で魅せる手法に切り替えていると思うんですよね。
もしかすると大恋愛におけるムロさんの演技を好きになれないという方は、こういった「マイナーチェンジ」が受け入れがたいと感じている視聴者なのではないでしょうか。
大根というより、好き嫌いが別れる演技?
SNSなどでムロさんの演技を酷評している方の声に耳を傾けると、「昔はあんな演技じゃなかった気がするのに、今回は素人かと思う」「好きな役者だけど、これまでにない違和感がすごい」といった内容が多く、やはり今回のドラマに限って演技が不自然だと論じている層は少なくないようです。
もともとイケメンで売るような役者さんではありませんし、個性的である分、好みが別れそうな立ち位置にあったムロさんですが、そんな彼がいきなりカッコイイ役を演じることに拒否反応を示した方もいるような気がしますね。
また、敢えての自然な演技が、物足りない・素人っぽいと受け取られている側面もあるように思います。
本作では、脚本かアドリブか判断がつかないほど自然に見える主演カップルのやり取りも話題になっていますが(実際にアドリブが採用されているシーンもあるそうです)、こちらについても絶賛の声が上がる一方で、どうも無気力に感じてしまうとの感想も寄せられています。
といっても、「今回のドラマを見て、ムロツヨシがイケメンに見えてきた」という視聴者も確かに存在しているので、やはりムロさんの演技が大根というよりは、普段とは少し違う役柄・振る舞いに対する好き嫌いなのかな?と私自身は思いましたね。
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