スクウェア・エニックスが12月21日に開催されたイベント“ジャンプフェスタ 2020”のステージで、漫画「ダイの大冒険」の新作アニメ化及びゲーム化を発表しました!
ダイの大冒険はドラゴンクエストの世界観をベースに制作されたファンタジー漫画であり、週刊少年ジャンプの黄金期を支えたことでも知られる人気作ですね。
1989年から96年に掛けて連載された同作の単行本累計発行部数は4700万部を突破していて、海外にも大勢のファンがいます。
それゆえ今回の報せを受け、早速喜びの声が各所より上がっているのですが、新作アニメはストーリー上のどのあたりまでをカバーする予定なのでしょう?
ネット上にアニメ化の詳細を求める投稿が多く見受けられるため、詳細を調べました。
以前にもアニメ化されていた「ダイの大冒険」
ダイの大冒険は、後に勇者となる主人公・ダイとヘタレにして最高の相棒・ポップ、そして僧侶戦士・マァムたち一行が、復活した魔王とその裏に控える強大な存在を倒すための旅に出る冒険活劇です。
既にアニメ作品が1991年から1992年に掛けて1年間放映されているほか、3度に渡りアニメ映画化も行われていますね。
テレビアニメはTBS系列にて、全46話が制作されました。
本来は更に放送期間が延長される予定だったといいますが、大幅な番組枠改編のあおりを受けて1年間での終了となったために延長前提のシリーズ構成が機能しなくなり、急遽原作者と相談の上、ダイの記憶がバランに消される部分を変更し、ダイの仲間の想いから生まれた光の剣が放つアバンストラッシュでバランを撃退し、追い払うシーンでの幕引きとなっています。
それでも放送延長を見込んだアニメ未登場のアイテムが玩具として発売される等の事態が起こりましたし、ファンにとっても何となく不完全燃焼な結末を迎えたことは否めません。
それだけに、再アニメ化への期待は膨らむばかりですよね!
原作は壮大な物語に仕上がっているが…?
一部には「もしかして、前のアニメの続きが制作されるの?」との予想も出ている模様ですが、イベント内の情報によれば、今回のアニメ化は過去作のリメイクではなく原作に忠実な“完全新作”になるといいます。
漫画を担当した稲田 浩司氏が「初めてダイの大冒険を知ることになる方々に、そして知っている方々にも、興味を持って観ていただける作品になってくれればうれしいです」と語っていることもあり、“続編”というわけではなさそうですね。
とはいえ、原作が余りにも壮大なストーリーであるがゆえに「最初から最後までアニメ化しようとすれば、4クール(1年間)でも尺が足りないだろう」というのが大方の見立てです。
個人的には今回の場合も4クール分の放送は既定路線だと考えているのですが(番組の一般的な契約期間は2クールなので、絶対ではありません;)、過去作を見ても、1年間ですべてのストーリーを網羅するのは至難の業でしょうね。
もちろん、ファンが一番望むのは「原作に忠実な形で、すべての物語を余すところなくアニメ化」というかたちではあります。
ただほとんどの方がそれは不可能と承知の上で、「原作に沿って、キリの良い部分までアニメ化」か「各エピソードを端折りまくり、無理やり最後までアニメ化」のいずれかの手法が取られるだろうと予想していますね。
前者の場合、キリの良いのがどこかという点についても意見が分かれていますが、とりあえず大魔王バーン編にはたどり着かないだろうとの認識が大勢を占めていますよ;
なおアニメ公開は、今のところ「2020年秋」を予定しているといいます。
これから少しずつ詳細が明らかになっていく部分もあるでしょうし、どのあたりまでアニメ化が実現するのかという点についても、引き続き情報をチェックしておきたいですね。
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