人気深夜番組・クレイジージャーニー(TBS系)の8月14日放送回に「やらせ」があったと発覚し、波紋が広がっています。
安定した人気を誇る番組という印象でしたが、まさかこのまま打ち切りに至るような可能性もあるのでしょうか?
問題の放送でピックアップされていた人物がやらせに加担したのかも含め、リサーチしてみました。
詳しい「やらせ」の内容とは?
8月14日の放送では、爬虫類ハンターがメキシコに生息する珍しい生物を求めて旅をする模様が紹介されました。
現地では見事6種の生物を発見しましたが、実はそのうち4種が番組スタッフによってあらかじめ用意された仕込みだったそうです。
TBSは9月11日付で「ご報告とお詫び」の文章を公表し、企画に出演した爬虫類学者・加藤 英明さんは「やらせ」の事実を知らなかったと説明しています。
加藤さんはテレビ東京「池の水ぜんぶ抜く大作戦」や日本テレビ「ザ!鉄腕DASH!!」への協力でも知られる人物ですから、SNS等には「加藤さんにも大変失礼な行為」「加藤さんが潔白であることを、もっと強調して知らせてください!」といった具合に、視聴者のみならず加藤さんを裏切ったことに対する怒りの声も数多く寄せられています。
番組側は万が一生物が見付からなかったときの保険として仕込みを行ったと釈明していますが、到底許される行為ではありませんよね…。
気になる番組の「今後」は!?
一連の問題を受けて、クレイジージャーニーには「放送休止」の措置が取られると決定しています。
休止の期間はやらせ問題の調査が完了するまでとアナウンスされていますが、一部では「このまま打ち切りになってしまうのでは?」との見方も強まっていますね。
というのも、クレイジージャーニーに絡んでは主力スタッフが今春ADへの暴行事件を起こし、出勤停止を経て番組から異動した件が「週刊文春」によって報じられています。
暴行自体も看過できない問題ながら、番組立ち上げ時からのスタッフがいなくなったことが、今後の継続を困難にしている状況も否めません。
加えて直近の放送ではヒップホップ特集が2週にわたって組まれるなど、ネタ切れ及びそれに伴う番組そのものの魅力低下が指摘されていて、「やらせ問題がきっかけとなり、休止から打つ切りになる可能性も否定できない」と危惧する声が、後を絶たないというわけです。
また個人的には、MCを務める松本 人志さんのモチベーションも気に掛かりますね。
松本さんはかねてより「バラエティーはそもそもやらせだからという考え方は結構嫌い」「話を盛るのは仕方ないにしても、ゼロ(嘘)の話をしたらそれはダメ」と、やらせを嫌う発言を繰り返していました。
ワイドナショーで宮崎 駿さんに絡む誤った情報が放送されたと発覚した際にも「今度もし、こんなことがあったらワイドナショーを降りようと思っている。責任を取るというものではない。それくらい失敗のないように緊張感を持ってやらないといけない」との持論を展開し、発信する側としてのプロ意識をのぞかせていましたからね;
「こんなことをしてしまう番組なら、いっそ打ち切ってしまった方が良い」という鶴の一声が、松本さんの口から出てしまう予感もするのです…。
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