近所のショッピングモールにてスポーツドリンクを買い求めていたところ、前に並ぶ中国人の男女が箱入りのマスクを40個ほど購入している場面に出くわしました。
新型コロナウイルスの脅威が日に日に深刻さを増す中、マスクの“爆買い”が始まっていると耳にしてはいたものの、実際の現場を目の当たりにして急に危機感が増しましたね;
完全な品切れ状態に陥る前にマスクをゲットして、対策を立てた方が賢明なのかもしれません。
日常使いを考えるのであれば、デザイン性が高く長時間装着しても耳が痛くならないと評判の「ピッタマスク(PITTA MASK)」を利用したいところですが、ピッタマスクはコロナウイルス対策に有効なのでしょうか?
自分なりに、関連の情報を当たってみました。
そもそも「マスク」の効果って?
ここのところ各種メディアでも大々的に報道されている情報によると、最新の見地では、インフルエンザ等の感染予防に絡み“マスクの着用だけでは予防効果はほとんどないか、きわめて低い”という結果が導き出されているそうです。
これはピッタマスクに限ったことでなく、一般的にみて、マスクの網目がウイルスの100倍以上も大きいためですね。
本日朝に放映されていたワイドショーにおいても、“空気中を漂うウイルスをマスクだけで防ごうとするのは無理”という見解が打ち出されていました。
ただしマスクの着用が全くの無意味ということではなく、例えばくしゃみのように飛沫の中へウイルスが含まれている場合には、マスクが飛沫を引っ掛けてくれる可能性が期待できるといいます。
言い換えれば、ウイルスに感染していない人が予防を目的に使用するのではなく、既にウイルスを保有している人が“他の人にうつさないため”着用することに意義があるわけですね^^
実際に厚生労働省の「インフルエンザ総合対策」にも、同じような説明が記されています。
「マスク」は正しく取り入れよう!
そういったわけで、個人的な見解も含めてまとめるならば、マスクの効果を過度に期待することは危険という感じがしますね。
ましてピッタマスクは「新ポリウレタン素材で、花粉の侵入を徹底ガード」することを売りにしており、「花粉・かぜ用」との表記はあるものの、これを装着することでコロナウイルス対策は万全…とはならないものと考えます。
とはいえやはり、お守り的な意味合いでも、付けないよりは付けた方がベターではないでしょうか?
そしてどうせ取り入れるのであれば、しっかりと「正しい付け方」を押さえたうえで利用したいものです。
ありがちなところでいえば、マスクで口の部分だけを覆い、鼻は完全に外へ出している方がしばしば見受けられますが、これは「鼻マスク」と呼ばれる誤った使い方になりますからね^^;
先日、武漢から帰国して空港でインタビューを受けた男性が鼻マスクをしており、“口だけ隠して鼻は全開って、何も防げていない気がするけど…”“対応したマスコミにも感染が拡大しているのでは?”といった疑問が噴出したことも、記憶に新しいです。
マスクは裏表と上下を確認した上で表面を外側にして半分に折り、プリーツを広げてから使用しますよ。
装着時には顔との隙間を手で押さえながら顎の下まで伸ばし、ノーズクリップの部分をしっかり鼻の形に沿わせ、空気漏れがないように注意しましょう。
この“フィット感”がマスクの効能を最大限に発揮させ、眼鏡の曇りなども防止してくれるのです。
またマスクの着用だけでなく、基本的なことながら、こまめな手洗いなども大事です。
今回のコロナウイルスについてはまだまだ不明な点も多々あるようですが、意識を高めつつ、個人でできるレベルの対策は積極的に講じていきたいですね^^
