テレビだけでなくネット上においても、「広告」を見掛ける機会は本当に多いですよね。
改めて考えると、その影響力は甚大といえるでしょう。
それゆえウソや大げさな表現が含まれた広告は相当危険だと思うのですが、広告そのものを俯瞰的に見つめて問題があると感じた場合、受け手の意見を吸い上げてくれる機関は存在するのでしょうか?
一企業の一CMという垣根を超え、広告に絡む苦情や意見を申し出ることができる窓口はあるのか、具体的に調査してみました。
「JARO」とはどのような機関?

リサーチの結果、広告に絡んでは「JARO」という組織があると判明しました。
JAROとは「公益社団法人 日本広告審査機構(Japan Advertising Review Organization)」のことを指し、不適切な広告をなくして良い広告を育むために「広告・表示の適正化」を進めているそうですね。
同法人は広告主や新聞社・出版社・放送会社・広告会社・広告制作会社といった関連企業が自ら集って1974年に設立したもので、「広告・表示に関する民間の自主規制機関」として機能しています。
消費者から寄せられた広告・表示に対する意見を起点に公平なスタンスで審査を行い、問題がある場合は広告主へ改善を促してくれるそうですから、消費者にとっては非常に心強い存在だと感じました。
「JARO」との連絡方法を紹介!
JAROとの連絡は、公式サイトにある「広告みんなの声」というページから取ることができます。
文章で意見を伝えたい場合には、専用の送信フォームを利用すれば良いですね。
電話やFAX番号も公開されており、具体的な連絡先は以下のようになっています。
■電話・FAX
・東京
TEL 03-3541-2811
FAX 03-3541-2816
・大阪
TEL 06-6344-5811
FAX 06-6344-5916
電話受付時間(土・日・祝日・年末年始を除く)
9:30~12:00/13:00~16:00
オンライン・電話・FAXに加え、郵便でも「広告・表示へのご意見や苦情」を受け付けてもらえるので、必要な場合は以下の住所まで書面を郵送しましょう。
■郵便
・東京
〒104-0061
東京都中央区銀座2-16-7
恒産第1ビル
・大阪
〒530-0001
大阪市北区梅田2-5-8
千代田ビル西別館
公益社団法人 日本広告審査機構「広告みんなの声」係
なおJARO以外にも、広告について消費者からの相談を受け付けている官公庁や団体の窓口は存在します。
具体的には、消費者庁や放送倫理・番組向上機構などですね。
大変ありがたいことに、各窓口の連絡先はJAROの「相談窓口リンク集」にまとめられていますから、一度目をとおしてみると良いでしょう。
ざっと概要をチェックしてみた感想として、JAROのサイトには非常に有益な情報が数多く記載されていると思いました。
一消費者として知っておいて損はない事項が幾つも盛り込まれていますから、悪い意見に限らず広告に関する想いがある場合には、是非チェックしてみてください^^