第101回全国高校野球選手権大会の4強が出揃ったというニュースに目をとおしていると、「中京学院大中京(岐阜)が作新学院に逆転勝利し…」との文章が目に飛び込んできました。
えーっと、中京大って愛知の学校ではなかったでしょうか^^;
カープファンの私は「お、愛知にある堂林選手の出身校がベスト4まで勝ち進んだんだな!
まぁ、甲子園での実績は十分な名門校だしな~」とすぐに連想したものの、どうやら「中京学院大中京(岐阜)」は私が考えている学校とは別物のようです。
似たような校名が2つ存在するのか、とにかく混乱してきたので、情報を整理してみました。
間違えやすい2校の違いを整理!

(画像引用:http://www.chukyo-ch.ed.jp/)
結論から申しますと、やはり私は「中京学院大中京」と「中京大中京」という2つの学校を混同していたことが分かりました;
今回勝ち残っているのは「中京学院大中京」の方で、中京という文字を冠していることから愛知県の学校と勘違いしそうになるものの、同校は岐阜県(所在は瑞浪市)の代表校となります。
夏の甲子園に出場するのは3年ぶり7回目、4強入りは春夏を通じて初ですね。
一方の「中京大中京」は愛知県名古屋市に所在する学校で、先ほども触れたとおり甲子園では強豪として知られる存在です。
それゆえ私も含めて非常に多くの方たちが「中京がベスト4に残った」というニュースをあいまい且つ不正確に受け取り、「愛知の中京大中京が勝ち進んだ」と誤解してしまった模様ですね。
沿革からみる2校の関係性とは?
こういうことか…? #甲子園 #高校野球 #中京学院大中京 #中京大中京 pic.twitter.com/JtXX8cXxv8
— Tomo Ueda (@Dappi_Official) August 16, 2019
今回勝ち進んでいる「中京学院大中京」は、1963年に「中京高校」として設立されたのち、67年に「中京商業」、2001年に「中京高校」と度重なる変更を経て、2017年に現在の「中京学院大中京」という学校名になりました。
それでも2020年には再び「中京高校」に戻す予定というのですから、中京大中京が絡んでいなくとも混乱してしまいそうですよね^^;
ちなみに「中京大中京」は、1923年に「中京商業」として開校され、67年には「中京高校」に改称、その後95年より現在の「中京大中京」となっています。
野球部は夏の全国大会3連覇という輝かしい歴史を誇っていますね。
なお更に調べを進めてみると、2校は単に名称が似ているだけの学校ではないことが分かりました。
実をいいますと、「中京学院大中京」を設立した安達 壽雄氏は、名古屋の中京大中京高の創立者・梅村 清光氏の二男に当たる人物なんですよ!
これはかなり深い関係性だと感じます。
そのため2つの学校は名前がそっくりで、共に立ち襟の野球部ユニフォームまで似通っているのかもしれません。
一度その関係性を整理して説明を聞いてみなければ、パッと違いが理解できないレベルで紛らわしい話ではありますね^^;