1月19日と20日に、2019年度の大学入試センター試験が行われました。
これを受け、早速大手予備校は受験生の自己採点結果等に基づいた「ボーダーライン」の公開を始めていますが、「データによって判定結果に大きな違いがある」との意見が散見されます。
結果はあくまで「予想」ですから、乖離が出るのは仕方のないことかもしれませんが、やはり少しでも精度の高い判定を参考にしたいですよね。
そこで今回は多くの受験生が利用している2つ合否判定システムを比較し、どちらの信憑性がより高いかについて考察していきますよ^^
ピックアップするのは河合塾が提供するバンザイシステムと、東進によるセンターリサーチです。
合否判定システムの一般的な仕組みとは
まずはそもそも、大手予備校が独自に実施する一般的な「センターリサーチ」とは何なのかについて、簡単にご説明しますね。
これは、受験生がセンター試験の自己採点の結果を志望校と合わせて提出し、集まったデータをもとに「合格可能性判定」が下されるシステムのことです。
判定は「A:80%」から「E:20%未満」までの区分に分けられており、自分がどの程度の確率で志望校に合格できるかについて、5段階的評価で知ることができるんですよ!
ただ、センターリサーチの判定は「任意の提出者による自己採点の結果」を基に、それぞれの予備校が持つ独自のノウハウによってはじき出されるものですから、精度が100%ということはあり得ません。
そのため利用者たちの口コミに目を向けると、「A判定の大学にあっさり落ちた」という声がある一方で、「C判定でほとんど諦めていたのに、合格できた!」という喜びの報告を見付けることも少なくないのです。
ちなみに「バンザイシステム」というのは、河合塾が実施するセンターリサーチに付けられた固有名詞のことを指しますよ。
両合否判定システムの「強み」をチェック!
それでは2つの合否判定システムについて、具体的な強みを確認していきましょう。
河合塾のバンザイシステム
河合塾のバンザイシステムは、「ユーザー数が非常に多く、膨大なデータを基に算出されている」点で高い評価を得ています。
単純に、判定結果は情報量が豊富であるほど精度が上がるわけですから、利用者が特に多いバンザイシステムこそが、一番信頼できるシステムだという考え方ですね。
東進版センターリサーチ
一方の東進版センターリサーチは、「二次試験の配点に準拠している」唯一の判定であるため、より厳格な判定結果が望めるといわれています。
データ数というよりも、その独自の判定方法が優れているとの評価ですね。
ケースバイケースの面もあるので、どちらの方が絶対に優れているとは言いづらいですが、個人的な意見を述べますと、現状ではやはり多くのデータを抱える河合塾の方が一歩リードかなぁという気はしています。
ただ複数のシステムを利用し、自分なりの分析をうまく加えていくことで、様々な判定結果は真に活きてくるのではないでしょうか?
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