YouTubeに「暗殺者のためのレストラン」という漫画がアップされ、グロ描写が多いながらもかなり面白いと評判を呼んでいます。
SNS等をみると「作品としてすごく気に入ったから、コミックを手元に置いておきたいな」「続きがアップされるまで待てない!コミックを買えばネタバレが読めるの?」といった声も多く寄せられている模様ですが、同作のコミックは普通に書店で買い求めることができるのでしょうか。
「暗殺者のためのレストラン」に絡む驚愕の事実!
既に同作のコミックについて検索を掛け、具体的な情報が余りにも出てこないので困惑しているという方も多いかもしれません。
それもそのはず、実を言いますと、暗殺者のためのレストランは該当のYouTubeアカウントが一から作り上げたオリジナル作品ではないのです!
信じがたいことに、同作は「DINER ダイナー」という既存漫画のタイトルだけを差し替え、YouTube上へ無断でアップロードしたものになるんですね…。
よって漫画の内容的には、「暗殺者のためのレストラン=DINER ダイナー」という理解で差し支えありません。
著作権侵害をカモフラージュするため、タイトルだけは全く別のものに差し替えたかたちでしょう。
もともとDINERとは北アメリカなどの「プレハブ式レストラン」のことなので、元のタイトルと作品の表面的な部分をなぞり、「暗殺者のためのレストラン」という安易なネーミングにたどり着いたものと推察します。
「暗殺者のためのレストラン」のコミックはないが…?

そういったわけで、当然ながら「暗殺者のためのレストラン」というタイトルのコミックは発売されていません。
同じ漫画をコミックで揃えたい・続きが読みたいという方は、「DINER ダイナー」のコミックを買い求めれば良いというわけですね!
もともと「ダイナー」は平山 夢明さんによる小説で、数々の賞に輝いた有名作品です。
そして河合 孝典さんにより「DINER ダイナー」のタイトルで漫画化され、週刊ヤングジャンプ(集英社)にて2017年36・37合併号から2019年2号まで連載された後、同社のWEBコミックサイト「となりのヤングジャンプ」に移籍して連載を続けている「漫画版」が、YouTubeにアップされている「暗殺者のためのレストラン」の元ネタに当たりますよ。
2019年7月には監督・蜷川 実花さん、主演・藤原 竜也さんで実写映画化もされましたから、ダイナー自体の知名度は相当高いといえるでしょう。
実際「あれ、暗殺者のためのレストランって、この前観たダイナーっていう映画と同じじゃない?」といった具合に、途中で事実に気付かされる方も多い模様です。
これほどの有名作を引っ張り出し、我が物顔で公開して広告料を得るという手口にはあきれるばかりですが、漫画の無断アップロード・転載という違法行為に手を染めている点は疑いようもなく、既に一部動画が視聴不可能となり始めています。
こちらとしても引き続きの視聴はストップし、違法行為に手を貸すような行動は避けたいですね!
