女性に暴行を加えてとして俳優の新井 浩文容疑者が逮捕されましたが、一部報道は彼のことを「新井 浩文こと韓国籍の朴 慶培(パク・キョンベ)容疑者」と紹介していますね。

気になって調べてみると、新井容疑者は以前から「在日コリアン3世」であることを公表しており、その国籍は2005年に「朝鮮籍から韓国籍」へと変更されたのだそうです。

ここにきて私の疑問は更に深まってしまったのですが、朝鮮籍から韓国籍になるとは、一体どういうことなのでしょう?

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にルーツを持つ人が、大韓民国(韓国)の国民になるという意味ですかね…。

仮にそうであったとしても、敢えて国籍を変える理由が不明瞭ですし、何か特別な事情があるように思えてなりませんでしたので、詳しく掘り下げてみました。



朝鮮国籍と韓国国籍の違いとは?

リサーチの結果、驚くべき事実が判明しました。

実のところ、在日コリアンの国籍には「朝鮮籍」と「韓国籍」の2種類しかなく、「北朝鮮籍」というものはそもそも存在しないらしいのです!

その事情を正しく理解するには、歴史を紐解いていく必要があります。

昭和20年に朝鮮半島が日本から独立した時点では、在日コリアンは全て「朝鮮籍」に分類されました。

そして後に朝鮮半島に大韓民国ができたとき、「朝鮮籍」から「韓国籍」に国籍を変更した人が「韓国籍」、変更しなかった人が「朝鮮籍」ということで現在に至っているのだそうです。

つまり、「朝鮮籍」というのは戦後全ての在日にざっくりと与えられた「枠」のようなものであって、元来の「国籍」とは少々意味合いの異なる位置にあるんですね;

スポンサーリンク?

なぜ韓国国籍に変更するの?

ということで「朝鮮籍」のまま通すことは、はっきりいって「国籍がない」状態と同義なのです。

そのため、朝鮮籍の人がパスポートを取得して海外旅行に出掛けることはできませんし、その他にもいろいろと支障が起きてくるんですよ;

基本的には帰化申請を行う場合にも、「朝鮮籍→韓国籍への変更→日本国籍の取得」と、2つの段取りを踏まなければなりません。

そういったわけで朝鮮籍の方たちは、パスポートや帰化申請のタイミングに「戸籍整理」を兼ねて、国籍の変更を行うといいます。

冒頭で私が予想していたような、北朝鮮生まれの人が韓国籍になる…といった話では、全くなかったわけですね^^;

戦後日本の国籍の取り扱いにそのような経緯があったとは知らず、的外れな理解をしていたんだなと思い知ることになりました。

ただ私と同じような誤解をしている方は、少なからずいらっしゃるようにも感じます。

今回の事件自体に国籍云々の話は余り関係ない気もするのですが、「国籍変更」に絡んではそういった事情があったのかと、とにかく驚きました。

スポンサーリンク?