オリックスからFA宣言し、阪神入りを表明した西 勇輝投手。
宣言残留を認めたオリックスを含め、ソフトバンク、DeNAなども入り乱れる争奪戦が勃発していましたが、「環境を変えたくない」との思いが決め手となり、これまでと同じ関西の球団である阪神を選んだようですね。
西選手の今後の活躍については期待が高まるばかりですが、その前に一つ、阪神には解決しなければならない悩ましい問題があります。
西選手の人的補償に絡む「プロテクト名簿」をどのような内容にするかということです。
プロテクト名簿の提出期限は?
実のところ、プロテクト名簿の提出には明確な期限が設けられており、「FA選手との契約締結合意公示から2週間以内」がルールとなっています。
それに加え、「コミッショナー公示日から40日以内に全ての補償を完了しなければならない」という決まりごともあるため、難しい決定を迫られているといっても、長々と結論を先延ばしにすることはできないんですよね^^;
ちなみに西選手の件については、阪神・谷本修球団副社長兼球団本部長が自ら、「(西と)正式契約後に(リストを)速やかに出しますのでと、(オリックス球団本部長補佐)横田理事にもお伝えしました」と語っており、早期の決着を示唆しています。
ダラダラと引き延ばしをしないことが両球団のためであり、オリックスに対する最大限の誠意でもあるという考えなのかもしれませんね。
かなり気になるプロテクト名簿の内容!
一方の矢野新監督は「めちゃくちゃ難しい。痛い選手、とられる可能性が高い」と話し、プロテクト名簿の作成が困難を極める作業であるとの想いを吐露しています。
これには前述の谷本副社長も「監督は誰も出したくないでしょうけど。どこで割りきるか。悩みます。監督も悩んでおられると思うので、相談します。28人って“いい数字”なんですよ…。よく出来た数字です」と同調し、選手の選別作業に向けて覚悟を新たにしている様子でしたね。
実際28人って、作成する側にとってはかなり厳しい数字だと思います。
どうやっても「できることなら絶対に手元に置いておきたい人材」があぶれてしまう絶妙なラインなんですよね。
ということで、球団の現状を色濃く反映したプロテクト名簿の内容には高い関心が寄せられており、「予想版・プロテクト名簿」を自作するファンも多くいらっしゃいます。
しかしながらプロテクト名簿の内容は、一般に向けて開示されるものではないんですよ;
当然、球団を移籍することになった1名については、「プロテクトされていなかったんだな…」と明らかになりますが、その他詳細については一切公表されません。
結果を受けて更にいろいろと想像を巡らせるのもある意味では楽しい作業ですが、正確な答え合わせはできないことを覚えておきましょう;
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