「MARTASA」というファッション系通販サイトが可愛いと評判です。
特にワンピースが「凝ったデザインなのに、かなりのお買い得価格」と注目を集めているようですが、一部には良くない口コミも広がっているらしく、利用をためらう消費者が多くいらっしゃるみたいですね。
ということで今回は、MARTASAが信用できるサイトかどうか調べを進めました!
可愛いけれど、どこか雑なサイトのつくり…
まずはMARTASAにアクセスしてみましょう。
確かに、とても可愛いサイトですね~。
モデルさんの年齢や、「スクール・スタイル」といった特集が組まれている点から、若い層をターゲットにした通販サイトであることが伺えます。
ラインナップされているアイテムに目を通すと、カジュアルで着回しの利きそうなものが多い一方で、レースたっぷりのかなりガーリーなワンピなども販売されていますね。
どんなファッションを好む女性が見ても、必ず一つは欲しいものが見付かりそうだと感じました。
そして何と言っても、値段が安い!
買えば買うほど割引が利きますし、送料が無料になるといった特典も用意されています。
これは問題がなければ多くの消費者が利用したいと考えるでしょうが、よくよくチェックしてみると、幾つかの不審な点が見付かりました。
とりあえず、サイト内の日本語が結構おかしいんですよ!
「よくあるご質問一覧」などの、長い文章が掲載されているページにてその傾向が顕著です。
「サイズ表記をご参考しなさい」とか、明らかに日本語がネイティブでない人の間違え方ですよね…。
「会社案内」では本社住所が東京中野となっていますが、ところどころに日本では見掛けない漢字が使われていたり、「王彬」という中華圏のものらしき氏名が紹介されていたりと、読み進めるほどにアラが目に付き、全体的に雑な印象を受けました。
同じ運営会社なのに電話番号が違う?
「特定商取引法に基づく表記」をさらに詳しく見てみると、会社名が「株式会社cool cloud」となっていました。
どこかで見た事がある会社名だと思ったら、「株式会社cool cloud」は当ブログで以前紹介した「COSZOZO」でも使われていた会社名になります。
会社の住所も全く同じです。
1つの会社がコンセプトの違う通販サイトを複数展開する事はたまにありますが、「COSZOZO」と「MARTASA」は取り扱っている商品が結構似ているので、サイトを分ける意味がよく分かりません。よく見てみると同じ商品もあります(笑)
コチラの記事でもお話していますが、同じ会社が似たようなサイトを複数展開するパターンは詐欺サイトでよく見られます。
例えば、「COSZOZO」の悪評が広まってサイトを閉鎖するような事態になっても、「MARTASA」は運営会社は同じですがサイト名が違うので、悪評の影響を受けることなく運営を続ける事が出来るからです。
もう1つ気になったのが会社の電話番号です。
「COSZOZO」の電話番号は05032500791なのに対して、「MARTASA」の電話番号は0446704437となっています。
同じ会社、同じ住所なのに電話番号が違うのはどう考えてもおかしいです。
ちなみに「MARTASA」の電話番号0446704437へ試しに私のスマホから電話してみましたが、聞いた事のない変な着信音が永遠と鳴り続けるだけで、全くつながりませんでした。
「COSZOZO」の記事でも話した通り、「株式会社cool cloud」は「国税庁の法人番号公表サイト」で調べたところ、実在する会社でした。
しかし、最近は日本の実在する会社の会社名や住所などの情報を「特定商取引法に基づく表記」にそのままパクって記載する中華系詐欺サイトが多いので、本当に株式会社cool cloudが「MARTASA」を運営しているかは非常に怪しいです。
やはり怪しい!利用者の口コミに注目
そこで実際にMARTASAを利用したという方の声に耳を傾けると、
・商品注文して10日以上経つけど、全く発送の気配がない。問い合わせメールを何度送ってもリアクションがないし、これは騙されたかな
・クレジット決済がうまくいかない!他のサイトでは普通に使えるんだけどなぁ
・追跡番号が使われてないっぽい…。心配になって調べると、商品が届かないっていう口コミが山ほどあるし、どうなってるの?
といった悪評が山ほど出てきました;
とにかく、商品が届かないという口コミの数が多かったですね!
一部には、頼んだものが無事手元にきたという方もいらっしゃいましたが、その中でも請求額が実際より高くなっていたとの報告もあり、かなり怪しい感じがしましたよ。
結論として、「MARTASA」が詐欺まがいの商売を行っている可能性はかなり高いと思いますので、利用は避けた方が賢明でしょう。
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