年老いた毒親との付き合い方:10人の生々しいエピソード読んでみる?

年老いた毒親との付き合い方に困っている…

おまかせください!

この記事では、毒親に育てられた社会人10人に「どんな毒親に育てられて、現在は毒親とどう付き合っているのか」を聞いてみた結果を掲載しています。

年老いた毒親との付き合い方に悩んでいる人は、このリアルな毒親体験談を読んで付き合い方のヒントにしてください。

年老いた毒親との付き合い方10選

毒親に育てられた社会人10人に「毒親エピソード」と「年老いた毒親との付き合い方」についてアンケートをとってみました。

年老いた毒親との付き合い方アンケートデータ
毒親体験談10人アンケート

結果、次の10人分の「年老いた毒親との付き合い方」が出揃いました。

  1. 他人のように付き合う
  2. 毒親体験を毎日言い聞かせる
  3. ほぼ絶縁する
  4. 極力無視。目を合わさない
  5. 極力関わらない
  6. 対等の立場で話す
  7. 最期まで付き合わない
  8. 戸籍から住所を消して絶縁する
  9. うつ病になって距離を置く
  10. 体調不良の連絡以外は無視する

ひとつずつ、エピソードを紹介していきます。

年老いた毒親の付き合い方1:他人のように付き合う

子どもの頃から、父親のモラルハラスメントが酷かったです。理由もなく不機嫌になり、口をきいてもらえない状態が半年くらい続きました。

少し機嫌がなおっても、また何かのきっかけで不機嫌になり、数ヶ月はお葬式状態…というのが日常でした。

母親は妹が可愛くて仕方なかったので、妹のことは守っていました。ですが、器用で何でもひとりでできてしまった私は、家庭内に居場所や味方が見つからず、とても辛かったです。

年老いた毒親とは他人のように、愛想よく、まるで仮面をかぶるように付き合っています。心を許すと、すぐにつけ込まれるため、他人と同じような表面上の付き合いをしています。(37歳女性/フリーランス)

年老いた毒親の付き合い方2:毒親体験を毎日言い聞かせる

私が働き始めた20歳のころ。お付き合いしていた男性と夜に食事に行って帰ってきたら、次の日の朝、母親が父親に告げ口しました。

父親が「男と夜、遊びに行くな!」と怒鳴り、口答えをすると顔をこぶしでなぐり、尻を蹴られました。

柔道経験者の父親はそのまま背中に馬乗りになってきて、私の右腕をねじりあげました。母親は止めようともせず眺めていました。

そのあと裸足のまま外へ追い出され、玄関を入ろうとするとまた追い出され、大きな声を出して昔からいる近隣の家に響きわたるように騒ぐと、やっと入れてくれました。

年老いた毒親とは、結婚した夫と一緒に実家で暮らしています。毎日のように子供のころされたことを「あんなひどいことされた」と言い続けています。

「将来は両親ふたりだけで暮らしてね」と言って不安をあおってやっています。(50歳女性/フリーランス)

年老いた毒親の付き合い方3:ほぼ絶縁する

幼稚園の頃から母親に暴力や食事を与えられないなどの虐待に遭っていた。母親は自分の思い通りに物事が進まないとヒステリックになったり、暴力的になる性格だった。

「しねばいいのに」「出ていけ」「産まなければよかった」などの暴言は日常茶飯事。髪の毛を掴んで引き摺り回されたりもした。

周りの普通の家庭の友達とのギャップがしんどかった。自分は望まれて生まれてきたわけではなかったのかと何度も悩んだ。

年老いた毒親とは、戸籍上の縁は切っていないものの、ほぼ絶縁状態。今後も会うことはほとんどないかな、という感じ。

いま自分がどこに住んでいるか何の仕事をしているかも知らないはず。(36歳女性/パート)

年老いた毒親の付き合い方4:極力無視。目を合わさない

思い出すのも辛いけど、しょっちゅう父親に殴られていました。母も殴られていたし、子どもの私は従うしかなくて、いつも顔色を伺って過ごしていました。

ギャンブルに行って負けて帰ってくると機嫌が悪くて殴られるから、なるべくおうちにいたくなくて、外で遊ぶようにしていました。

門限は6時でした。帰りたくなくて1分でも遅れて帰宅してしまうと、馬乗りになって殴られました。

早く離婚してくれないか、なんだったら事故に遭ってしんでくれないかと思っていました。

結婚して家を出ると、父親はガラッと優しくなりました。でも、母にはまだ暴力的でとても許せないです。

なので、連絡をしてきても極力無視して、喋るときも目を合わさず手短に済ませています(31歳女性/会社員)

年老いた毒親の付き合い方5:極力関わらない

私の両親はとにかく喧嘩の多い夫婦でした。私はその姿を見るのがとても嫌でした。

大きな声が怖い、怒っている人の声が怖い。親が喧嘩を始めると自分の部屋に籠もって、耳を塞いでいました。

ある時、喧嘩の多い環境に限界を感じて、母親に「離婚して!」「喧嘩をする声が怖い!嫌だ!」と頼んだことがあります。でも、私の言葉なんて聞いてくれませんでした。

子どもが泣いて「離婚して」と頼んでいるのに、「喧嘩は夫婦のコミュニケーションだから」「私たちは仲が悪いわけではない」と言われました。

喧嘩の様子をずっと聞かされている子供の気持ちなんて、考えない毒親だと思いました。

年老いた毒親とは、極力関わらないようにしています。入院や手術をする際の付き添いくらいはしていますが、今でも嫌いです。距離があるほうがいいです。(40歳女性/会社員)

年老いた毒親の付き合い方6:対等の立場で話す

私の母親は私のことを常に干渉していないと気が済まない人でした。特に酷かったのが私が中学生の時でした。

当時、周りはもうスマホを持っていたのに「知らない人と繋がったら危ないからダメ」と母親に言われて持たせてもらうことができませんでした。

友だちと遊んで迎えを呼ぶ時はいつも友達のスマホか、近くの公衆電話から母親に連絡をしていました。その姿を友達に見られるのが本当に恥ずかしかったです。

今はもう私も大人になったので干渉されることはほとんどなくなったため、年老いた毒親とは、対等な感じで話せるようになりました。(33歳女性/会社員)

年老いた毒親の付き合い方7:最期まで付き合わない

小学生から高校生時代まで、少しでも私が母親に反抗的な態度を見せると「異常者」と罵られていました。

さらに他の同級生と比べるのも日常茶飯事で、「アンタと大違い」「アンタは出来損ないだ」とまで言われていました。

母親は機嫌がいい時は私をべた褒めしたりするのですが、少しでも機嫌を損ねると罵詈雑言の嵐で、夕飯すらも出してもらえないことも多々ありました。

年老いた毒親とは、高校卒業後から一切連絡も取っておらず、付き合いもありません。母親も私に関わろうともしないのでこのまま最期まで付き合いを持つつもりもありません。(36歳女性/会社員)

年老いた毒親の付き合い方8:戸籍から住所を消して絶縁する

ご飯を食べさせてもらえなかったことです。母親と兄弟だけがご飯を食べて私だけ食べさせてもらえなかったことがよくありました。

学校の給食があった平日は大丈夫だったけど、休みの日はきつかったです。ごはんはお店で盗むわけにもいかないし、我慢して過ごしました。

成人した後に「つらかった」と打ち明けたら、「知っていたけども見て見ぬふりをしていた」と言われました。

年老いた毒親とは、現在は絶縁しています。市役所で現住所を隠して身内に戸籍を取られても表示されないようにしてもらいました(34歳女性/パート)

年老いた毒親の付き合い方9:うつ病になって距離を置く

私が幼い頃から、両親は共にギャンブル(パチンコ)で、私は深夜まで家に1人で放置されていました。

ときどきパチンコに連れて行かれるときもありましたが、子供は中に入れなくなった時期だったので、外で深夜まで放置されました。そのため、誘拐されかけたこともあります。

母は借金を作り、幼い頃から家に来る借金取りの対応をさせられていました。父はお酒を飲んだり不機嫌になると、母や私に暴力を振るっていました。

就職後は家を出て、私は結婚し、年老いた毒親とは離れて暮らしていました。

精神的、肉体的にも穏やかに過ごすことができていたのですが、ここ数年で母親の認知症が悪化しました。

父は度々思い通りにいかないと怒りを爆発させ、認知症の母を傷つけています。

年老いた母の世話のため会社を辞め、しばらく両親の病院の世話や家事手伝いなどしていました。

ですが、父から怒鳴られるなど、幼い頃からの嫌な経験が蘇ってしまいました。ぐちぐち嫌なことを言われることが続くようになり、怒りから自分も暴力を振るいそうになりました。

ストレスからうつ病を発症したため、両親と距離を置くようになりました。(36歳女性/無職)

年老いた毒親の付き合い方10:体調不良の連絡以外は無視する

生まれた時から、自分の価値観=親の価値観として育てられました。個人なんてなくて、「子供」とひとくくりだったように思います。

親元から遠く離れられないようにコントロールされてきました。結婚・出産・育児についても親の考えを押し付けられてきました。

価値は押し付けるのに、私が傷つけられたりしても「我慢しろ」という態度です。たとえば、高校生の頃に痴漢にあったことを話しても「我慢しろ」です。

交通事故(自転車で車とぶつかった)に遭った時も、「それが何か?」という態度で無視されました。

なので、事故後からずっと曲がった自転車に乗っていました。そしていつも私の主張が顔を出しそうになると、「わがままな子だ」と言わんばかりの圧をかけてきます。

とにかく親の言うことは絶対でした。

毒親は年をとって弱ってきたら、やたらと私を頼りにするようになり、とても違和感がありました。

母親の持つ世界と交わるのがしんどくて、ここ2年でやっと距離を取り始めました。

「体調が悪いから迎えに来て」というような連絡には応じますが、それ以外は連絡を取らないようにしています。(44歳女性/専業主婦)

まとめ:年老いた毒親との付き合い方

というわけで、今回は「年老いた毒親との付き合い方:10人の生々しいエピソード読んでみる?」と題して、毒親に育てられた10名の毒親エピソードと、年老いた毒親との付き合い方を紹介しました。

内容をもう一度まとめておきます。

  1. 他人のように付き合う
  2. 毒親体験を毎日言い聞かせる
  3. ほぼ絶縁する
  4. 極力無視。目を合わさない
  5. 極力関わらない
  6. 対等の立場で話す
  7. 最期まで付き合わない
  8. 戸籍から住所を消して絶縁する
  9. うつ病になって距離を置く
  10. 体調不良の連絡以外は無視する

年老いた毒親との付き合い方で困っている人は、参考にしてください。