チケットの重複とは?すり替えありなしの意味も解説!

チケット売買サイトなどの利用時、出品ページにて「重複、すり替えなし」といったワードを目にすることがあります。

特にジャーニーズのライブやコンサートのチケットで多いように感じます。

文脈から察するに、なかなか重要な条件のようですが、“重複・すり替え”とは一体何を意味するのでしょうか?

チケットの“重複”とは…?

まずは、重複というワードについて確認していきましょう。

例えば1人でコンサートに参加する場合、当たり前のことながら、必要なチケットは1枚で、1枚分の申し込みが必要です。

とはいえ該当コンサートの人気が非常に高く、チケットの争奪戦が予想されるようなケースですと、当選確率を上げるため、実際には参加しない家族などの名義で複数の申し込みをする方が見受けられます。

結果として、本来必要なチケットは1枚なのに、複数の名義が当選し、2枚以上のチケットを購入した…。

この余剰分のチケットが、いわゆる重複チケットになります。

チケットが余る可能性のある申し込み方が、重複を引き起こすわけですね。

ちなみに幾つかのイベントやアーティストのファンクラブなどは、こういった“重複申込”を明確に禁止しています。

同一公演に2口以上で申し込んでいる場合や、代表者と同行者を入れ替えての申し込みなどは重複とみなされ、すべて無効(抽選対象外)になるという厳しい対応が取られているケースも少なくありません。

一方で“代表者もしくは同行者の同一公演への重複申し込み”はNGながら、同一代表者が重複して申し込んだ場合にも、“最終の申し込みのみ有効→最終申し込みより前のものは全て無効”とする対応が取られるなど、細かいルールはケースによって異なる模様。

いずれにしても、該当イベントのルールを事前にしっかり把握しておくことが求められますね。

せっかく当選確率を上げようと知恵を働かせたのに、それが重複につながって申し込みが無効になった…とあっては元も子もありませんから、各種規定を確認の上、それを遵守するように留意しましょう。

チケットの重複が“すり替え”につながる!?

重複について詳しく説明してまいりましたが、実際のところ、重複によりチケットが余ってしまうケースはたびたび起こっているようです。

そのような場合、余ったチケットはチケット売買サイトやオークションサービスにて取引されることが少なくありませんが、複数届いたチケットの中から一番席が良いものを自分のものにしたい…と考える方は当然出てきます。

結果として、ファンクラブ枠のチケットという条件で売買が成立していたのに、実際には後から届いたプレイガイド分の席が悪いチケットを売るといったような、悪質な手法を取る人もいる模様。

このように「2枚チケットが届いたら、座席が悪い方の1枚を売ろう」といった考えから、本来よりも条件の悪いチケットを取引することが、すり替えです。

すり替え後、売り手側の手元に残った席の良いチケットは、売り手自身が利用することはもちろん、更なる高値を付けて別途売りに出されるケースもあるようですね。

なんにせよ、買い手側は条件の悪いチケットをつかませられるわけですから、デメリットしかありません。

そういったズルいことはしないので、安心して買ってくださいという意思表示が、「すり替えなし」とのワードから見て取れます。

同じような理由から、「重複なし」と明記されていれば、やはり買い手側の安心感は増しますね。

とはいえ、「うまく話を運べば、特選確率は上がり、なおかつ条件の良いチケットを選んでゲットできるかもしれない」と考える方もいらっしゃるかも知れません。

しかし前述のとおり、重複については明確に禁止されていることもあり、すり替えに関しても“おそらくバレないだろう”というスタンスがトラブルにつながることは否定できませんから、売り手・買い手の双方にマナーや倫理観が求められるといえるでしょう。

怪しげなチケットに手を出さないことも、もちろん必要ですね^^

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