サイトを閲覧中に突然ウイルス感染を通知され、恐怖心を煽られて誘導されるがままに、意図せず「GeiSha VPN」なるアプリをインストールしてしまった…。
そのような報告が散見されるのですが、GeiSha VPNの解約方法は、どのように定められているのでしょうか?
実際のところ、GeiSha VPNがウイルス対策に有効なのか否かも含めて、詳細に迫りました。
GeiSha VPNは高速・安全・無料のVPN…?
まずはGeiSha VPNそのものの概要をリサーチしてみると、同アプリは高速・安全・無料のVPNであり、こちらを使用すれば、ビデオ・ゲーム・アプリ・Webサイトなど、ブロックされているすべてのコンテンツへ無制限にアクセスできると案内されていました。
無制限で高速のGeiSha VPNは、全世界最速のスピードで無制限のプロキシを提供しているそうで、「あなたが接続した後、我々はあなたが最高のVPNサービスを楽しむことができるようにすることを、pingやスピードアップを軽減します」とのこと。
正直、何を言っているのか今一つ理解できませんが、ワンタップ接続もGeiSha VPNのメリットらしく、「私たちは、あなたが安定したVPN接続、いつでもどこでもを開始または停止することができるようにあなたのための最速のサーバーを選択します」との説明も見受けられます。
また、セキュリティとプライバシーの確保に関しては、「GeiSha VPNは、セキュリティを保護するためにIPアドレスを非表示にし、アプリの追跡や接続アクティビティのスパイを防ぎます」とのPRが。
そもそもVPNとはVirtual Private Networkの略で、直訳すると“仮想専用線”となりますが、セキュリティとプライバシーが確保される点が、GeiSha VPNがウイルス対策に有効である理由なのでしょうか…?
要領を得ないアナウンスが連なっていることもあり、よく理解できません。
GeiSha VPNをインストールしてしまったら!?
何となく怪しい空気を感じたため、各種掲示板等で関連の情報を当たってみたところ、どうやらGeiSha VPNは“詐欺アプリ”である可能性が高いようです。
幾つかの報告によれば、ウイルス感染通知の後で催促に従ってGeiSha VPNをインストールの上、サブスクリプションの購入まで済ませた場合、3日間の無料試用期間ののちに、94.99USD/年が掛かってしまう模様。
しかしながら多くの方は、無料試用期間云々の案内が表示された段階で、何かおかしいと気付かれるのではないでしょうか?
サブスクリプションの購入まで進んでいなければ、シンプルにGeiSha VPNをアンインストールすればOK。
念のため、「定期購入」の一覧にGeiSha VPNが表示されていないことを、確認しておきましょう。
なお、これはアプリ全般の話になりますが、すでに定期購入のサービスを利用している場合はアプリをアンインストールしても、定期購入を解約したことにはなりません。
Google Playでの定期購入などは、解約手続きを行わない限り自動的に更新されるシステムですから、十分注意したいですね。
ちなみに、play.google.comにて定期購入を解約する際の手順は、以下のとおり。
1.play.google.comへアクセスする
2.正しいGoogle アカウントにログインしていることを、確認
3.左側にある [定期購入] をクリック
4.解約する定期購入を選択
5.[管理] → [定期購入を解約] とクリック
6.確認のポップアップにて、[はい] をクリック
アプリのアンインストールによってではなく、定期購入しているアプリが Google Play から削除された場合に、それ以降の定期購入が解約される流れです。
いずれにしても、突如としてウイルス感染を通知されたからといって、とっさにGeiSha VPNをインストールするようなことはないように気を付けましょう。
ご利用のウイルスソフトを通じてではなく、ネット上にてウイルスにかかったと警告された場合には、まず詐欺と疑うべきですね。
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