薪ストーブの苦情クレームはどこに言えばよい?窓口を調査

化石燃料を使用しないストーブとして、自然志向のライフスタイルやエネルギー問題への意識から、ご家庭でも設置が増えている「薪ストーブ」

やわらかい輻射熱や、ゆらゆら揺れる直火がもたらす心地の良い雰囲気も魅力です。

しかしながら、普及に伴う思わぬご近所トラブルも、増加している模様。

そこで今回は、薪ストーブに絡む苦情・クレームを抱えている場合、どこへ連絡を入れると良いのか、具体的な情報をお伝えしたいと思います。

薪ストーブそのものを規制するような法律・条例はあるの?

(画像引用:https://inaka.tkj.jp/archives/11149/)

煙や臭いなどの苦情につながりやすい薪ストーブですが、現状、薪ストーブそのものを規制するような法律・条例は存在しません。

それゆえ薪ストーブの使用に伴うトラブルは、基本的に、ご近所同士で解決していく必要がありますね。

また薪ストーブを設置・使用されている方が、そもそもトラブルが起こらないように、十分配慮することも重要です。

とはいえ、当事者同士で角が立たないようにトラブルを解決するというのは、なかなか難しいもの。

そのような場合、多くの方は、“市役所の環境課”などにサポートを仰いでいる模様です。

そして実際に多くの自治体が、薪ストーブに関する苦情の増加を受けて、ホームページ上などで注意喚起を行っています。

ですので、ご近所の薪ストーブにお困りの際には、まずお住いの自治体の関連情報をチェックしてみてください。

ほとんどの自治体は、電話にメールにと、様々な連絡手段を提示しているでしょう。

ただ繰り返しになりますが、大前提として、薪ストーブそのものを規制するような法律・条例は存在しないため、どの自治体も、“薪ストーブのトラブルは当事者同士で解決していくことが必要”と呼び掛けています。

そのような状況ですから、まずはお住いの自治体の関連情報に目をとおし、自身で起こすことのできるアクションはないか、チェックしてみてください。

薪ストーブの適切な使用について、改めて考えよう!

ちなみに各自治体は、薪ストーブに起因するトラブルを防ぐため、普段からご近所とのコミュニケーションを密にとることや、薪ストーブの適切な使用を心掛けることの重要性を説いています。

その内容は薪ストーブを使用する側に向けたもので、おおむね以下のような呼びかけが行われていますね。

薪ストーブの使用にご注意ください

<薪ストーブの設置を検討されている方へ>
・設置場所を業者等の専門家と慎重に検討してください
・煙突は可能な限りまっすぐ、高く施工してください
・ご近所にあらかじめ説明し、ご理解をいただく工夫をしましょう
<すでに薪ストーブを設置・使用されている方へ>
・点火する時間を検討してください
・しっかり乾燥させた薪を使いましょう
・煙突の掃除は定期的に行いましょう
・薪の保管場所に気を付けてください

薪ストーブを使用されている方は、トラブルを未然に防ぐためにできることはないか、またトラブルが起きてしまっても、すぐにできる対策はないか、自治体の情報などを確認の上、検討してみてください。

環境省 水・大気環境局大気環境課が発行している「木質バイオマスストーブ環境ガイドブック」の内容も、かなり参考になりますから、ご近所の薪ストーブに頭を悩ませている方も、一読されてみてはいかがでしょうか。

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