1955年にLPガス事業からスタートし、今では都市ガス事業や電力代理販売も行う総合エネルギー企業となった「ニチガス(日本瓦斯株式会社)」。
最も競争が激しい関東圏でLPガス1位のシェアを占めていますが、ニチガスは問い合わせ受付窓口を設置しているのでしょうか?
今回はニチガスの苦情クレーム受付窓口や問い合わせ電話番号、本社への連絡は可能かどうか等を調べてみました。
併せてニチガスの解約方法や必要な手続き、解約金についてもまとめてみました。
ニチガスの問い合わせ窓口が見当たらない!?
さて早速ニチガスの公式サイトにアクセスしてみたのですが、問い合わせに関するページが見当たりません。
また「よくある質問」等の内容をチェックしても、問題が解決しなかった場合に活用できるメールフォームの類は設置されていない模様です。
そこで「お近くのニチガス営業所」というページに目を移してみると、「ご相談、緊急時のご連絡等、お近くのニチガス営業所へご連絡ください」との一文を添え、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県・静岡県のそれぞれについて、各営業所・事業所の住所・TEL・FAX番号が確認できるようになっていました。
苦情やクレームなどがあれば、“近隣のニチガス営業所へ電話で連絡を入れる”システムなのでしょう。
電話受付の時間は、平日(土曜、祝日を除く)9:00~17:30。
24時間体制の「ガスの緊急時の連絡先」については、後述いたします。
ちなみにニチガスの「会社概要」を確認してみても、本社の電話番号は共有されていませんでした。
やはり問い合わせの連絡は、近隣の営業所・事業所へ入れると良いのでしょう。
「ガスの緊急時・災害時の対応」について
一方でガスの緊急時・災害時に関しては、ガスのトラブルに365日・24時間対応している以下の窓口まで申し出るよう、案内されていました。
万が一のトラブルに備えて押さえておきたい情報には変わりないですから、詳細をお伝えいたしますね。
■ガスの緊急時の連絡先
24時間体制で、安全を確保します。
<緊急センター(夜間・日曜・祝日)>
・東京緊急センター03-5308-2200
管轄営業所 第一東京(代々木)/第二東京(八丁堀)/城南/世田谷/清瀬/練馬/府中・千葉緊急センター043-203-1191
管轄営業所 流山/高柳/市川/市原/君津/茂原/東金/八日市場/千葉/八千代/成田/八街・つくば緊急センター029-877-7626
管轄営業所 潮来/藤代/土浦/つくば/水戸/水戸南/茨城/日立/真岡/太田/館林/宇都宮/矢板・久喜緊急センター0480-87-3000
管轄営業所 川口/足立/越谷/蓮田/栗橋/浦和/朝霞/和光/熊谷/上里/高崎/前橋/久喜/北本/大宮/川越・八王子緊急センター042-692-1304
管轄営業所 津久井/相武台/淵野辺/八王子/日高/狭山/瑞穂/甲府/大月/北杜・町田緊急センター042-796-8000
管轄営業所 川崎/緑/旭/横須賀/湘南/町田/海老名/戸塚/平塚/秦野/小田原/三島/富士/静岡/焼津/浜松
そういったわけで、ニチガスのサポート体制は“利用者の声”を受け入れるという点では厚くないと感じてしまいましたが、緊急時・災害時の対応は365日・24時間、絶えず実施されているわけですね^^
ニチガスの解約時に必要な手続きは…?
ともあれ、苦情・クレームを抱えるような事態になれば、ニチガスの解約を検討される方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ニチガスの解約手続きに関しても、具体的にリサーチしてみました。
まず、解約に際して押さえておきたい点ですが、ニチガスのガス・でんきの両方を利用している場合、ガスのみの解約はできません。
「ニチガスでんき」をご使用中の方がガスの使用停止をおこなった場合、自動的に電気の供給も停止するため、特段連絡を入れる必要もないのですが、このようなシステムということは、理解しておくべきですね。
なお、他社に切り替える場合、ニチガスへの解約のお手続きは不要。
切り替え先のガス会社・電気会社へ、問い合わせの連絡を入れてください。
さて、引っ越しにともなう使用停止(解約)のお手続きに関しては、LPガスとでんきの使用を停止(解約)する場合はこちら、都市ガスとでんきの使用を停止(解約)する場合はこちらのページを参照しましょう。
ちなみに都市ガスとでんきの使用停止に際しては、お近くの営業所まで電話で申し込む必要があるので、リンク先のページより、営業所の連絡先を調べてください。
一方、LPガスの使用を停止(解約)する場合はこちら、都市ガスの使用を停止(解約)する場合はこちらのページをチェックすればOK。
都市ガスの使用停止に際しては、やはり、お近くの営業所まで電話で申し込む必要がありますから、リンク先のページより営業所の連絡先を調べ、一報を入れましょう。
続いて、解約ではなく、でんきの契約内容を変更する場合の手続きについて、確認したいと思います。
現在ご使用中の契約容量(アンペア数)を変更するケースについても、お近くの営業所まで、電話で申し込む流れです。
受付時間は、月曜日~金曜日の9:00~17:00(土日、祝日、年末年始を除く)。
取り換え工事が必要であれば、東京電力パワーグリッド株式会社が工事を担当します。
一方、でガ割からでガ割007へ変更するなど、契約容量変更のお申し込みについては、ご希望日の前営業日の9:00~12:00 までに連絡を入れてください(土日、祝日、年末年始を除く)。
受付時間外のお申し込みは、翌営業日での対応となります。
解約の際に契約解除料は発生するの!?
次に、気になる契約解除料に関してもチェックしましょう。
都市ガスの場合は、契約期間がありませんから、契約解除料は発生しません。
LPガスの場合には、2年間固定料金プランなど、契約プランによっては、解約違約金が発生する可能性があります。
ここまで様々な情報を押さえてみて、LPガスか都市ガスかの違いで、手続きについても、異なる点が多々あると理解できました。
そもそも、ご家庭で使用されるガスは、都市ガスとLP(プロパン)ガス、そのどちらかに分かれています。
都市ガスは、水道管のように地下のガス導管を通り、私たちのもとへ供給されますね。
一方のLPガスは、お住まいの敷地内にあるガスボンベへ、定期的に供給される仕組みです。
各種手続きに際しては、ご自宅のガスがどちらなのか、あらかじめ確認してください。
ちなみに、「もしニチガスに変更したら、ガスの品質はどうなるのだろう?」といった疑問を抱く方がいらっしゃるかも知れませんが、ガス会社を変更したとしても、現在ご使用のガス会社が管理する既存のガス管網によってガスは供給されるため、ガスの品質はこれまでと同じです。
最後に、一点ご注意を。
例えばガス会社をニチガスに変更する場合、変更手続きはニチガスが行ってくれるので、現在のガス会社に対して、解約手続きの連絡を入れる必要はありません。
ただし契約内容によっては、現在ご使用のガス会社から解約に伴う清算金等の請求をされる場合がありますから、諸手続きに際しては、各種契約内容を十分にチェックするようにしましょう。
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