“世界で最も人気のある楽譜作成ソフト”という触れ込みの、「MuseScore(ミューズスコア)」なるソフトウェアの存在を知りました。
こちらは専門的且つ本格的な楽譜作成ソフトでありながら、無料で使用できるということも好評を博し、音楽に興味がある方々の間で広く注目を集めている模様です。
さらに有料の「Musescore PRO」を契約すれば、広告の非表示やスコアの自由なダウンロードなどが可能になるとか。
非常に興味が湧いてきましたので、MuseScoreの概要及びMusescore PROの利用方法について、リサーチを進めました。
そもそもMuseScore/Musescore PROって?
ベルギーの楽譜制作ソフトウェア会社が手掛けるMuseScoreは、楽譜の作成が可能なオープンソースで開発された、誰でも利用できる無料ツールです。
画面に表示される楽譜に音符などの記号を配置していくため、基本的な音楽の知識は必要でしょうが、簡単な操作によってクラシックのオーケストラや室内楽をはじめ、ジャズやポピュラーといった様々なジャンルの楽譜を作成することができ、また演奏も可能なので、楽しみながら作業が進みますね^^
起動後は<新しいスコアの作成>をクリックして、タイトルや楽譜のテンプレートなどを設定。
テンプレートの種類が豊富なのも、嬉しいポイントです。
新しい楽譜が用意できたら、あとはツールバーに用意されている音符やパレットに表示される各種記号をマウス操作で配置していくだけ。
その後、ツールバーの<再生/停止>ボタンをクリックすれば、作成した楽譜を即演奏することが可能です。
さらにMuseScoreはオンラインのコミュニティも充実していて、ユーザー登録すれば、作成したスコアをアップロードしたり、他のユーザーがアップロードしたスコアをダウンロードして利用したりもできます。
これら充実の機能や使い勝手の良さに感動し、有料のMusescore PROを契約しようかと検討するユーザーは少なくありません。
ただMusescore PROのサイトに移動してみると、全て英語で記されており、何となく利用が躊躇われました^^;
説明文に目をとおすと、Musescore PROにはより多くの利点があること・まずは30日間の無料トライアル期間を利用してほしいこと・いつでもキャンセルしてベーシックにダウングレードできることなどがアピールされているのですが、やはり多くの方が英文のみの案内に苦戦しており、SNS等には「無料のトライアル期間が終わるのでPROを解約したいが、手順が分からない」「退会方法が理解できず、不安」といった声が幾つも寄せられていました。
MuseScore/Musescore PROは危険ではないの…?
ちなみにサブスクリプション料金は月額6.99ドル・年額49.99ドルという、そこそこのお値段です。
その解約方法については情報が錯綜している部分もあるのですが、どうやら期間終了の24時間以上前までに、自動更新をオフにしなければならないようですね。
自動更新は購入後にデバイスの「アカウント設定」からオフにできるらしいものの、「Cancel your free trial」というボタンが表示されるという話もありますし、契約前に得られる情報では確たるステップを把握することができず、個人的にはMusescore PROへの契約はもうしばらく控えようと感じました。
ただ冒頭にも少し触れましたが、ベルギーの楽譜制作ソフトウェア会社「MuseScore」が手掛けた本ソフトウェアは、使い勝手の評判がとても良いことはもちろん、情報漏洩などの“危険性”を指摘する声は見当たらず、ある程度安全に楽しめるツールのようです。
その一方で無料版の内容が充実し過ぎていることもあって、Musescore PROまで契約しているという方は少ないという印象も受けましたね。
Musescore PROについて日本語で十分な説明が加わったサイトが用意されれば、もっと利用者が増える気はしますが…。
実際に困っている方もいらっしゃるようですし、契約の手順や内容に不明瞭な部分がある場合、すぐにMusescore PROを利用するのは控えた方が賢明かも知れません。
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