中国・成都で開催された「パンダカップ2019」に絡み、優勝した韓国代表がトロフィーを踏みつけて大変な物議を醸していますが、大会自体の概要についてはほとんど情報が流れていませんよね。
一体どのような大会かと問われても今一つピンときませんし、日本が出場していない理由も分かりません。
ということで今回はパンダカップに関するアレコレについて、端的にまとめてみました!
そもそもパンダカップって?
パンダカップとは、中国サッカー協会が主催する国際ユース選手権の名称です。
漢字では「熊猫杯」と表記し、今年で6年目を迎えました。
なお同大会には毎年4か国の代表が参加しているのですが、その内訳は毎回同じではありません。
調べてみると、全6回を通じて出場を果たしているのは中国のみですね。
今回優勝した韓国も、2019年が初参加というかたちでした。
さて気になる日本はといえば、2015年・2016年の2大会にのみ出場しています。
そして素晴らしいことに、2回とも優勝の座に輝いているんですよ^^
パンダカップの歴史において2度チャンピオンになったのは日本だけなので、Wikipediaの関連ページ(英語)にも「同大会で最も成功を収めたチームは日本」との表記が掲げられています。
しかしながら2連覇以降、日本代表はパンダカップに出場すらしていません。
今回の大会も「韓国・タイ・ニュージーランド・中国」の4チームが総当たりで優勝を争いました。
なぜ日本は出場しなかった!?
パンダカップ出場チームの選定に当たっては、主催者側の意向が多分に反映されている模様です。
韓国は2017年にも出場を希望しながら大会への参加を「やんわりと拒否」され、「過去2回優勝している日本には参加オファーを出しておいて、韓国の参加希望を却下した。このような行為は非常に卑劣」と、怒り心頭の声明を発表したこともあります。
このような経緯を鑑みるに、パンダカップには出場の意向があるからといって簡単に参加できるわけではなく、すべての国がそうでないにしろ、「参加オファー」を受けて出場する運びとなるのでしょうね。
ではなぜ今回日本は参加していないのか?という疑問が湧いてくるのですが、明確な理由は分からないまでも、多くのファンは「過去、既に2連覇を果たしているため」にお呼びがかからなかったと推察しています。
「殿堂入り」というと少し大げさかもしれませんが、ニュアンス的にはそんな感じですね。
今回中国の主催者サイドが韓国の態度を引き合いに出しながら「前に来た日本は良かった」と称賛のコメントを発表しているので、日本との間に何らかのトラブルがあって参加を敬遠されたという目はなさそうです。
加えてパンダカップのスケジュールが現在別途開催中の「FIFA U-20 ワールドカップポーランド2019」に重なったことも、日本が出場しなかった一因ではないかといわれています。
いずれにせよこの度韓国代表が及んだ行為は、パンダカップの歴史や全ての参加国にも泥を塗るかたちとなる、大変残念なものでした。
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