アマゾンで商品を購入すると「Amazon Japan G.K.から発送」と表示されることがあります。
アマゾンの後にシレーっと「G.K.」という見慣れない表記が続いているため、不審に思うユーザーも少なくないようですね。
「G.K.」が何かの略称であることは確かですが、その意味するところも分かりません。ゴールキーパー?…なわけはないか^^;
何にせよ、事の概要を正しく理解してスッキリしたいと考えましたので、調べを進めました。
G.K.は「合同会社」の略だった!
リサーチの結果、Amazon Japan G.K.とは「アマゾン ジャパン合同会社」の略称であることが分かりました!
てっきり英語を簡略化しているものと考えていたのですが、「G.K.=“ご”うどう“か”いしゃ」だったわけですね^^;
なおアマゾン ジャパン合同会社は2016年5月に発足したもので、アマゾンジャパンとアマゾンジャパン・ロジスティクスが、アマゾンジャパン・ロジスティクスを存続会社として合併し、株式会社から合同会社に組織変更したものとなります。
組織変更については2016年当時、Amazonアソシエイトパートナー(アフィリエイター)向けに送られたメールにて明らかになったそうですが、体制や変更の理由についてアマゾンジャパンは「コメントを控えさせていただく」と発表し、取材等を受けておりません。
なるほど、そのため多くのユーザーがいまだに「Amazon Japan G.K.って何?」と、疑問に感じる状況が発生しているのでしょう。
「合同会社化」のうまみとは?
ということで、Amazon Japan G.K.はアマゾンの本流を受け継いでいる会社であるということが理解できました!
一部には「アマゾンに似た名前で消費者を欺く悪質企業では?」との見立てもあったのですが、とりあえずは安心ですね^^
それにしても、なぜアマゾンはわざわざ合同会社に組織変更をしたのでしょう?
その理由を明言していないところをみると、おそらくは企業側の都合なのだろうと推察できますが、この点に関しても少々気に掛かってしまいましたので、深掘りしてみました。
すると、合同会社という形態には「機関設計が自由で、株式会社でいう株主総会や取締役会を開催する必要がない」等のメリットがあると分かりましたよ!
要は、自由な意思決定を進めやすいというわけです。
ことアマゾンに関しては、「米国本社からのコントロールもしやすい」といううまみもあるでしょうね。
そういったわけで、現在アマゾン以外にも多くの大企業が「合同会社形式」の採用に舵を切っているといいます。
株式会社に比べて定款の規定が自由であるため、新たな事業領域への参入の障壁が低いという側面もあるようです。
なるほど「Amazon Japan G.K.」の背景には、様々な要因が絡み合っていたのですね。
何となく調べを進めてみたものの、思わぬ知識につながりました。
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