一部のiPhoneユーザーから「Apple ID 確認コード」が何度も送られてくるとの報告が相次いでいます。
中には「30分程度の短いスパンで繰り返し届くため、携帯の利用にも支障が出ている」と語る方もいらっしゃり、その影響はなかなか大きいようですね;
なぜこのような事態が起こるのか、そして解決策はあるのか、早速調べを進めました。
「2ファクタ認証」に関係アリ
まず一連の現象は、Apple ID の「2ファクタ認証」という機能に関連しています。
2ファクタ認証とは、Apple ID の認証を二重化することでセキュリティを強化し、仮にパスワードが他人に漏れてしまっても、本人以外はアカウントにアクセスできないようにする認証方式のことですね。
2ファクタ認証を活用すると、自分で信頼したデバイスでのみアカウントにアクセスすることが可能になります。
私もiPhoneやタブレットなど複数のデバイスを持っているので、こちらの機能を利用しているのですが、Appleサイドが「あ、このデバイスもちゃんと本人のものだな!」と認識するために必要となるのが「確認コード」です。
確認コードは新しいデバイスやブラウザに Apple ID でサインインした際に送られてくる一時的なコードのことなので、ロックを解除する際に入力するデバイスパスコードとは全くの別物ですね。
ただ一度確認コードを使ってサインインを済ませてしまえば、同じデバイスで再びコードの入力を求められることはあり得ないはずなのですが…。
考えられる原因は一つではない!
それでも今回のケースのように何度も繰り返し確認コードが送られてくるという状況は、やはり何かしらの不都合が生じていると考えられます。
以前、同様の不具合が同時多発し、「Apple側・サーバー側で何らかの不具合が起こっているらしい」と結論付けられたこともあるようですが、一概に「不具合っぽいから放っておけばよい」ともいえないんですよね^^;
先ほど紹介した2ファクタ認証の本来的な意義から考えると、何者かが「不正アクセス」を試みていることも十分考えられるのです。
ですから、IDとパスワードを入手した人物がログインしている可能性を疑って、とりあえずは「パスワード変更」することをおススメします!
こちらの対応で事なきを得たという報告も実際に上がっていますしね。
また「知らないうちに子どもがデバイスをいじっていた」なんてケースも少なからずあるようですので、家族くらいには事情を話してみると良いかもしれません^^;
よく分からないまま確認コードが連発されるので、とりあえず一時的に2ファクタ認証をオフにしてみたという方もいらっしゃいました。
ということで、一時的な不具合と侮ると実は本当に脅威が迫っていたなんてことも十分考えられるのが「確認コード」をめぐる動きではあります。
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