1月27日(日)、「第31回介護福祉士国家試験」の筆記試験が執り行われました。
実技試験や合格発表にはまだ間がありますが、今回の「合格ライン」が気になっている方も多いと思いますので、例年の傾向や受験生の皆さんの口コミをベースにしつつ、考察を行いました。
第31回の難易度は高めだった!?
ネット上に寄せられた感想を見る限り、第31回筆記試験の難易度は「高め」であったことが伺えます。
SNS等のコメントをチェックすると、
・前回よりは確実に難しかったと思う。途中で心が折れそうになった
・自分の周囲でも、「難易度は高かった」という声が結構出ている。答えを迷うような出題が多かった
・傾向的に、「ん!?」っと驚くような問題があった。介護に関係が薄い分野まで取り上げられていた印象
といった具合で、結果については余り自信がないという方がとても多かったですね。
予想外の問題が出て戸惑ってしまった、という意見も散見されました。
基本的な試験対策では対応できない設問があったという意味では、「捨てても良い問題・絶対に取りこぼせない問題」を適切に見極めることが、合格の鍵になったのではないでしょうか。
気になる「合格ライン」はどの辺り?
前回・第30回筆記試験の合格基準は、以下に挙げる二つの条件を満たすことでした。
①総得点125点に対し、得点77点以上であること
②「11科目群」のすべてで、最低1問は正解していること
ただし①の条件については、総得点の60%程度を基準として、その年の難易度によって多少の補正が加えられます。
かつては合格基準点が60点に満たないこともありましたが、直近の3回を見ると71点・75点・77点と推移しているので、「求められる点数は高くなってきている」という傾向がありそうですね。
ちなみに前回の筆記試験も「比較的難しかった」との評価でしたが、ふたを開けてみれば77点もの得点が必要だったわけです;
そう考えると、やはり今年の合格ラインも「75点前後」に落ち着くのではないでしょうか?
幾ら解きづらい問題が多かったとはいえ、合格ラインが極端に下がることはないと考えます。
同じく直近の傾向等から推察するに、合格率は「70%弱」になると予想します。
ここ数年は試験の難易度が上がっていると言われつつも、合格率自体も高くなっていますからね!
しっかりと「対応が利く」受験生が増えているということでしょうから、合格率の急落もあり得ないと推察しました。
とはいえ、あくまでもこれらの数値は「予想」ですから、手ごたえを得られなかったという方にも、まだまだ希望はあると思います!
多くの方たちの努力の成果が実を結ぶように、お祈りしております^^
